不登校ママ

今春私立全日高校1年生の息子がいます。中学は不登校でした。弟は6年生で学校行ってます。…

不登校ママ

今春私立全日高校1年生の息子がいます。中学は不登校でした。弟は6年生で学校行ってます。フルタイムで働いてます。不登校ママになってからの経験や思いをつらつら書いてます。こんな家庭もあるんだなと読んで頂けたら嬉しいです。全ての子供達が楽しく人生を送ってほしい、それが私の一番の願いです

最近の記事

塾をどうするのか問題

不登校になる前の調子が良い時は、週3塾に通い、そこそこ成績も良くて、塾の先生は分かりやすくて勉強がおもしろいと言ってた息子。 不登校になってから、塾にも行くことができませんでしたが、塾の先生はいろんな提案をしてくれました。 「宿題はできなければしてこなくてもよい」 「学校があっている昼間に来ても良い」 「授業はでなくても自習だけでもできるからおいで」 しかし、百ゼロの考えの息子は中途半端に塾に行くことはできません。 私が休塾を息子に提案すると、 息子:「来月からは塾には行

    • 【課題の分離】と夫が教えてくれた

      夫は相変わらず毎日毎日YouTubeで不登校についてお勉強。 息子は、自分のつらい気持ちを夫には吐き出しません。私に対しては容赦なく私を責め、死にたい、消えたい気持ちを訴えてきます。 夫:「まだ吐き出してくれるだけいいよ。何も言われなくなったらこれまたやばいから。お母さんのことが大好きなんだよ。お母さんもつらいだろうけど、課題の分離が大切!」 私:「なるほど、課題の分離ね」 私の解釈があってるかどうかわかりませんが、『息子の問題は息子の問題、私にはどうすることもできな

      • やっと息子が外出できたと思ったら…

        ある日の夕方、仕事中に息子から電話がかかってきて、 息子:「スーパーに買い物に行きたいからお金ちょうだい」 私:内心ガッツポーズで「小銭入れからお金持っていっていいよ」 外に出ることができて良かった~♪何を買ったのかな~♪とか思いながら家に帰ると、なんと息子は布団の中にくるまって完全に気持ちはおちていました。 私:「何かあった?」 息子:「…」 何があったか知らないけど、私はウルトラがっかり。 夫にそのことを話すと、夫はジュース作戦で、息子の部屋に入りました。 そし

        • 夫がプラモデルを買ってきた

          息子に何かに興味を持ってもらうといいなと思ったらしく、夫がプラモデルを買ってきました。今まで小さい時からほとんど買ったことがなく、ひとりで組み立てたことはありません。 息子の反応は意外と良くて、翌日早速作り始めていました。 夫よ、よくやった! 一生懸命に説明書を見ながら組み立てている姿を見て私は嬉しくてたまりませんでした。 あたりまえの日常がこんなにうれしいとは。でもまあ、組み立てたのは1日だけで、あとはずっとそのままの状態で放置されていました。 実はあれから約2年経っ

        塾をどうするのか問題

          自分の気持ちを整える

          息子が死にたい気持ちを吐き出してくると、私はそれにどうしてもひっぱられてしまい、「一緒に死のう」とか「お母さんだって死んでしまいたいよ」とか言ってしまうことがありました。 本当にこのまま終わってしまったら楽だよねーと追い詰められる一方で、弟を育てないといけないからまだ死ねないよーとか思ったり、ただ共倒れだけはしたくないという思いは強く持っていました。 そんな渦中の中、職場の方が相談にのってくれました。その方の子どもさんは何年も前ですが自殺してしまい、本当につらい経験を乗り

          自分の気持ちを整える

          スクールソーシャルワーカーに思春期外来を勧められたが…

          精神的に不安定な息子。気分がおちると消えたい気持ちが強くなり、それを夜中に訴えてきます。 私も寝不足やら、受け止めるのもしんどいやらで、ヘトヘトになっていました。 もう病院に頼るしかないと思っていたものの、どこも予約がなかなかできなくて困っていたところ、SSWの方が、〇〇病院の思春期外来は予約がとれるかもということで教えてくれました。 早速電話すると、中学生OK、初診でも受付OK、とのことで3か月後でしたが予約をすることができました。もちろん息子の了解も得ました。 3か

          スクールソーシャルワーカーに思春期外来を勧められたが…

          不登校の親は日々修行

          不登校の親の会で聞いたお話です。 毎日が修行ですよ!と。 それを言われて妙に腑に落ちました。 そっか、これは毎日修行なんだ! 家で夫にも伝えたら、かなり納得した様子でした。 私は先の見えないトンネルに入ったような感覚で不安や恐怖が襲ってくることが多くありましたが、修行と思うとなぜか少し気が楽になっていました。 夫とも、口をあわせて「今は修行中」、という言葉を使っていました。 あと夫がユーチューブで学んだ言葉に「人生は暇つぶし」があります。 これも私が心の安定に一役

          不登校の親は日々修行

          自己紹介カードを書いておちる息子

          中学2年生になって、自己紹介カードや高校に提出するという夢などを記入するプリントを持って、担任の先生が初めて家庭訪問にきました。 先生は書けたら書いてね、というスタンスでしたが、私は書いてほしい、高校に提出する分であればなおさらしっかり書かないと、と思ってしまいました。 おっ、チャンス!、今なら書けそう!と思ったときに息子に声掛けすると、すらすら書き始めました。私は、高校に提出する分だからしっかり丁寧にね、と声をかけながら横についていました。 今思うと、私の圧はすごいもの

          自己紹介カードを書いておちる息子

          店員さんのなにげないひとことで外出するのが困難になっている

          「お肉がたべたいな」とポツリつぶやく息子。 少しでも外出してほしくてたまらない私は、「お金置いておくからお昼にでも食べたいもの買いに行ったら?」と伝えました。 息子 「1年生の時に学校が早く終わってお店で買い物してたら店員さんに、学校は?って言われた。またそう言われるのが怖い。中学生が昼間にスーパーにいたら変な目で見られるでしょ。」と。 平日の昼間に外に出たら、周囲の大人になんと言われるかわからない怖さで、絶対に昼間は外出することができませんでした。私が一緒に行くよ、と誘

          店員さんのなにげないひとことで外出するのが困難になっている

          夫が考えた「ジュース作戦」

          気分の浮き沈みが激しい息子。おちている時は、2階の自分の部屋を真っ暗にしてベットでゴロゴロしているのみでした。 私はそんな息子と同じ屋根の下で生活しているのに、何も力になれないし、どうしたら元気になってくれるのか、いつも考えていました。 結局は余計なことをしない、言わない、息子の今の状況をすべて受け入れ認めることが一番大切なんですよね。 分かってはいるけど、元気のない子供を目の前にしたら、私も混乱してしまい、必死で解決策を探してしまっていました。そこで夫が考えたのがジュー

          夫が考えた「ジュース作戦」

          ごはんを食べてくれない息子

          息子は生活が不規則になり、食事も1日3食食べることはほぼなくなりました。 夜中に夕食を食べて、朝方寝る。夕方目が覚めて1食食べる。 こんな日が続いていました。 ある日の未明頃、目が覚めてリビングに降りると、用意していた食事は残ったまま。カップラーメンの残骸があるのを発見しました。 私の作ったごはんを食べてくれなくなったんだと、悲しいやらくやしいやらで、その場にあった木べらを床に投げつけてしまい、真っ二つに割れてしまいました。 私は息子が小さいころから、食事には気を付けてた

          ごはんを食べてくれない息子

          夫がみるみる変わっていった

          息子がいわゆる普通の中学生ではなく、学校に行かずに家に引きこもるようになった当初、夫は「学校に行かないなんて理解できない、俺は嫌でも学校には行っていた」と、息子の気持ちに寄り添うなんてできそうもない雰囲気で、息子と衝突する日もありました。 しかし、私が参加している不登校の親の会のことを夫に話したり、自分なりに勉強したことを伝えるうちに、夫も不登校について勉強するようになりました。 夫はもっぱらYouTubeでしたが、1日に何本もの動画を見て、のめり込むように勉強していきま

          夫がみるみる変わっていった

          俺、一生天井見て生活する

          息子は14歳で、本当は中学校生活をたくさん楽しんでほしい時期。 なのに、学校に行けない自分を責めて、気分がどん底まで落ちては、少しあがる、を繰り返していました。 どん底までおちているある日、息子にごはんできたよ、と声をかけると 「俺は一生天井を見て生活する」と、返事が返ってきました。 電気も点けず、真っ暗な部屋にベッドで横たわった状態で。 私は、悲しくて、悲しくて、この子はどうなるんだろう、本当に一生ベッドの上で生活するのかもしれないと、恐怖さえもを感じました。 息子は

          俺、一生天井見て生活する

          中学2年生になりましたが、1学期は全く学校に行くことはできませんでした。

          息子は 「2年生になったら学校に行く」と言っていましたが、始業式学校に行くことはできませんでした。 でもまあ、調子が良い日は料理をして、皿洗いまでしてくれる日もあったり、犬の散歩をしたりと、落ち着いた日を過ごせる日がポツポツでてきました。 しかし、気分の浮き沈みは激しく、良かったり悪かったりをくりかえしていました。 「ゴールデンウィークまでには学校に行く」 「運動会までには学校に行く」 「中体連までには学校行く」 「7月になったら学校行く」 息子は学校に行きたいけど行け

          中学2年生になりましたが、1学期は全く学校に行くことはできませんでした。

          息子に胸に刺さるようなことをたくさん言われ続けた

          息子にはたくさん吐き出されました。 「何で俺を生んだの?」 「お母さんは俺のことを全然わかっていない」 「俺が有名大学に行って自慢したいんでしょ」 「お母さんは笑うことができていいね、楽しそう」 「勉強、勉強しろって小さいころから言われ続けて、今更勉強しなくても良いと言われても理解できない」 「お母さんは俺が苦しんできるのを楽しんでいるみたい」 「お母さんは俺が死んでも困らないでしょ」 などなど 夫には全く言いません。私だけに容赦なく言ってきました。私はもうつらくてしんどく

          息子に胸に刺さるようなことをたくさん言われ続けた

          やっぱり学校にいかなければならないと苦しむ息子

          昼夜逆転し、学校から足が遠のいてしまっていたある日の夜、夕ご飯を息子と一緒に食べることができて、機嫌もまあいい感じでした。 息子:「明日学校行くよ」と。 私は心の中でやったー!と叫び、夫もその言葉を信じ喜んでいました。 しかし、深夜になってから時間割をし出したら不安が襲ってきたようです。 「明日は体育でダンスのテストがある。ダンスなんてできない」 「校門に立っている先生の目が怖い」 「教室に入った時のみんなの目が怖い」 「宿題してないから部活の先生に走らされる」 そして

          やっぱり学校にいかなければならないと苦しむ息子