読書の第一歩は本に出会う前から始まる

本に出会う一歩の踏み出し方

本屋に行って素敵な本に出会った。

みたいなプロセスが私にはわからなかった。
素敵な本が光って見えるわけでもないし、本屋さんには沢山の本があって、意味深なタイトルがズラリと並んでいる。

どのコーナーに行こうか、行ってどれを手にしたらいいのか、目次を読んでみてもふーんで終わる。

本屋で素敵な本に初めましてする確率は、パンを咥えて走っているとコーナーで運命の人とぶつかるのと同じくらいの確率だと思っている。

本屋に行くだけで素敵な本に出会えることなんてないのだ。

本との出会いは本屋に行く前に始まっているのがほとんどではないだろうか。

・たまたまどこかのテレビや動画で話している人が素敵でその人の書籍を読んでみたら素敵だった
・元々知っている作家さんの新作が出た。これまた傑作だった
・本を読んでいると〇〇さんの名前が出てきた。〇〇さんも本を出しているらしくて読んでみたら面白かった
・すでにお気に入りの本と同じジャンル、同じキーワードを持つ本を読んでみたらどれも興味深かった

本と出会うまでには上記のような背景がある。
起源を辿ると、「素敵だと思う人がいてその人の考えや感性をもっと知りたい」という想いがあるのだ。

つまり、読書を始めたければ人を探すところから始めたら良いと思う。

YouTubeを漁ってみてもいいし、テレビやTwitterなどなんでもいい。この人面白いなという人を見つけてその人の本を読んでみる。

読書は素敵な人やモノとの出会いから始まる。
そう思うと、色んな人の読書のハードルが下がるのではないだろうか。

私も本を読むことが得意ではない(というか苦手な分類だと思う)が、人やモノを見つけることをはじめの一歩と考えると少し楽になった。いろんな人に「へぇ、おもしろ」と思える瞬間が増えれば楽しいのにね。


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