天皇賞春2024を血統から予想してみました🐎

2024年4月27日 00:02

こんにちは！ゆみです🍎
天皇賞春がやってきました！６週連続G1の１戦目、3200mの長距離戦となります。スタミナ自慢が終結し、強い馬を決める戦い！ここから予想も的中させていきます🎯

【天皇賞春】
2024年4月28日（日）15;40
京都競馬場 11R 芝3200m
G1レースの中で最も長い距離を走るレースとなります。スタミナ自慢が集まりますが、道中は落ち着いたペースで走ろうとするジョッキー心理からペースはそこまで早くならないため、実はスパートするのに必要なスピードも問われるレースとなります。スタミナ×スピードが今回の血統テーマとなります🌟

天気予報と馬場状態

京都競馬場の天気は土曜日は曇、日曜は晴れ予報で、良馬場で開催されそうです🌞
京都開催４日目、Aコースで開催。２週目となりますので、内柵沿いに若干ダメージがあるかもしれませんが、おおむね綺麗な状態を保っていると思います。今回は長い距離のため、なるべくインコースにポジションを取って距離ロスを抑え、最後の直線では伸びる馬場を選びたいところです。馬場はしっかり見て判断することが大事なので、しっかり土日のレースを観察したいと思います🍎

【JRA発表】
向正面から外回り3コーナーの内側にわずかな傷みがありますが、その他の箇所は概ね良好な状態です。

コースと展開

京都芝3200メートル（外回り）・展開

【Sペース】
京都の外周コースを1周半するレイアウトです。最初の3コーナーまでは距離があり、逃げ馬もいないため、先行争いはそこまで激しくならず、ゆったりしたペースになると考えられます。3コーナー付近の上り下りを2回も走ることになるので、スタミナは必須です。道中はゆったり流れるのではないかと思いますが、2周目の3コーナー過ぎの坂の下りからは、ラストスパートが始まり、ゴールまでの800メートルからはロングスパートの勝負となります。直線は403.7メートルで、平坦なため上がりが速くなりやすいです。
道中リラックスして走る気性の良さ、ロングスパートに耐えられるスタミナ、最後の直線で差し切ることができる切れ味もポイントとなります。

天皇賞春のポイント

・スタミナの豊富さ
・長く良い脚（ロングスパート）
・道中リラックスして走れる気性の穏やかさ

この観点から主な出走馬を見ていきたいと思います。

総合評価

それでは結論から！今回はこのような評価と馬券にしたいと思います🍎

◎軸馬
　⑫ ドゥレッツァ
〇相手
　① サリエラ
　④ ワープスピード
　⑭ テーオーロイヤル
☆抑え
　⑤ ブローザホーン
　⑦ タスティエーラ
　⑨ シルヴァーソニック
　⑩ サヴォーナ

馬券

三連複フォーメーション
　　⑫-①④⑭-①④⑤⑦⑨⑩⑭

ここから先は評価の詳細となります🐎
長文になるので、気になる部分だけ選んで読んでいただければm(__)m

血統、戦歴を踏まえた主な出走馬評価

① サリエラ（牝・５歳）

父ディープインパクト（日本・サンデーサイレンス系）
　母父 Lomitas（欧州・ニジンスキー系）
　　母母父 Tiger Hill（欧州・デインヒル系）

【評価：〇】
お父さんはディープインパクト。スピードとスタミナを高いレベルで伝えることで、天皇賞春では圧倒的有利な血統です。そこにドイツ系のロミタス、欧州系のデインヒルを配合することで、スタミナを強化しています。また、晩成型なので、４，５歳にかけて完成に近づいていく特徴があります。
過去レースを見ると、小柄で華奢な馬体ながら素晴らしい末脚を過去すべてのレースで見せてくれています。また、前走ダイヤモンドSでは3400mの長距離をクビ差の２着。完成形に近づいている中、１番枠に入ったことも幸運で、最も距離ロスなく回ってこれるので、武豊さんの好騎乗に期待しています💛420kgを切ってくる馬体となった場合には心配ですが、当日の状態をしっかり見極めていきたいです。

④ ワープスピード（牡・５歳）

父ドレフォン（米国・ストームバード系）
　母父ディープインパクト（日本・サンデーサイレンス系）
　　母母父 Include（米国・ヒムヤー系）

【評価：〇】
お父さんは米国系のドレフォン。皐月賞のジオグリフを初年度から出して評価が高まっていますが、あくまで短距離、もって中距離（2000m）の米国系の一族となるので、長距離で買うには勇気がいります。母父ディープインパクトからはスタミナとスピードの高いレベルで受け継ぎ、母母父ヒムヤー系からは米国系のスプリント譲りのスピードをもらっています。
過去レースを見ると、不思議と2400m, 3000mに勝ちがあり、近走はめっきり3000m以上を主戦場としていることから、血統的には異質なタイプに見えますが、長距離は合いそうで、末脚のスピードもメンバー上位と思います。血統面からは積極的には推せませんが、穴馬としては面白いかも？？

⑤ ブローザホーン（牡・５歳）

父エピファネイア（欧州・ロベルト系）
　母父デュランダル（日本・サンデーサイレンス系）
　　母母父フォーティナイナー（米国・Mr.Prospector系）

【評価：☆】
お父さんはエピファネイア。豊富なスタミナの源泉、欧州系ロベルト一族の出身でありながら母シーザリオから日本馬場適性やスピードを受け継ぐため、長い距離を走るスタミナもありながら瞬発力に優れます。母父はサンデー一族出身のデュランダル。スプリンターのスピードを強化します。フォーティナイナーも同様、スピード強化の血統です。父系からのスタミナと母系からのスピードのバランスがとても天皇賞春ではよさそうな配合です。
過去レースを見ると、馬体は華奢ながら、中団からよく伸びる脚を持っていて、スタミナとスピードのバランスの良さが伺えます。一方、前走の阪神大賞典では、終始かかり気味であったことが指摘されており、3000mはやや長いとコメントされていることが気がかりです。折り合いの良さは今回のレースでは必須となりますので、ここでは抑え評価としたいです🍎

⑥ ディープボンド（牡・７歳）

父キズナ（日本・ディープインパクト系）
　母父キングヘイロー（欧州・リファール系）
　　母母父カコイーシーズ（欧州・アリダ―系）

【評価：×】
お父さんはキズナ。キズナの牡馬はスピードタイプというよりも、パワー、スタミナに優れる子が多いです。そこにキングヘイロー、カコイーシーズのスピードを入れることで、スタミナとスピードのバランスを考えた血統配合となっています。
過去レースを見ると、昨年の天皇賞春では２着となったり、長距離で先行し、スタミナ勝負をしていますが、近走は加齢もあり、血統的には早熟傾向で古馬になって成長するタイプでもなく、レースでもあまり動かないようになった様子。陣営も調教方法を変えたり工夫をしているようですが、今回要求されるスピード面で劣るため、ここでの好走は難しいように思います。

⑦ タスティエーラ（牡・４歳）

父サトノクラウン（欧州・Marju系）
　母父マンハッタンカフェ（日本・サンデーサイレンス系）
　　母母父フレンチデピュティ（米国・Vice Regent系）

【評価：☆】
お父さんはサトノクラウン。欧州系ノーザンダンサー一族の出身で、中長距離を豊富なスタミナで駆けるイメージです。重馬場でしぶとく伸びてくることができ、４歳以降も成長し、活躍できるイメージもあります。母父はマンハッタンカフェで、日本の競馬で好走するには必須の血と言われているサンデーサイレンス（ディープインパクトのお父さん）とドイツの名牝を母に持つ馬ですので、こちらもやや日本適性を入れた欧州系。ここまでは欧州色が強い血統構成となりますが、母母父に米国系のフレンチデピュティを入れることで、欧州系に不足しがちなスピード、２～３歳から活躍できる成長の早さの要素を加えることで、中長距離を豊富なスタミナで、スピードよく駆け抜けるバランスの良い配合に仕上げています。
過去レースを見ると、中団～後方から差すスタイルとなります。重馬場の皐月賞（中山芝2000m)２着、日本ダービー（東京芝2400m）１着、菊花賞（京都芝3000m)２着、さらに有馬記念（中山芝2500m）では６着でしたが、最後の直線で不利がありながらも坂を力強く駆け上がってくるなど古馬（４歳以上）を相手に互角なレースを展開しており、血統構成から想定される能力がしっかり表れている子であることがわかります。
心配な点を挙げるとすると、血統的にも過去レースを見てもそこまで切れる脚はなさそうで、また前走の大阪杯では絶好の位置取りであったにも関わらず、なぜか全く伸びずに失速した点が不可解です。陣営も失速の理由を見つけられずにいることから、今回は長距離適性を試してみる意味での出走となり、ここを目標に仕上げてきたわけではないことが伺えます。抑え評価までとします。

⑨ シルヴァーソニック（牡・８歳）

父オルフェーブル（日本・ステイゴールド系）
　母父トニービン（欧州・ゼダーン系）
　　母母父リファール（欧州・ノーザンダンサー系）

【評価：☆】
お父さんはオルフェーブル。サンデーサイレンス系ながら凱旋門賞２着となり、欧州的な馬場への適性を見せた馬で、スタミナの豊富さを伝えます。母父トニービンは、天皇賞春で好走するのに必須な血統で、スタミナを強化する役割を果たします。また、リファールからはスピードを供給し、スタミナを徹底的に強化された土台にスピードも乗っている、非常にバランスの良い血統構成となっています。
過去レースを見ると、昨年の天皇賞春を３着に入ったり、ステイヤーズSを勝ったりと、血統に裏打ちされた豊富なスタミナを武器に好成績を収めています。前走は１年ぶりの久々のレースで息切れしていたとコメントされており、今回は一度に叩いてどこまで復調しているかがポイントとなります。積極的には選べませんが、穴馬としては抑えておきたい一頭です🍎

⑩ サヴォーナ（牡・４歳）

父キズナ（日本・ディープインパクト系）
　母父スニッツェル（欧州・デインヒル系）
　　母母父 Load at War（米国・マイナー系）

【評価：☆】
お父さんはキズナ。キズナ牡馬はスタミナ、パワーを伝えます。母父スニッツェルはオーストラリアで活躍したスプリンター系の一族で、スピード能力を強化します。スタミナ、パワーを大きく強化された血統背景であり、スピードも兼ね備えていそうな血統です。
過去レースを見ると、先行して粘り込む戦法を取ります。結果こそ出ていませんが、長距離路線で大きく崩れておらず、展開が向けばいつかは重賞で好走できる器はあるように思います。しいて言うなら、馬体が大きく、530kgを超えることは決して長距離では有利ではなく、最後に足色が鈍ってしまいがちになることが、これまで勝ち切れていない理由だと思います。抑えておきたい一頭ですが、抑え評価までかなあ。

⑫ ドゥレッツァ（牡・４歳）

父ドゥラメンテ（欧州・キングカメハメハ系）
　母父 More Than Ready（米国・ヘイロー系）
　　母母父デインヒル（米国・ダンチヒ系）

【評価：◎】
お父さんはドゥラメンテ。父キングカメハメハは母父のサンデーサイレンスの能力を引き出すので、ディープインパクト産駒にほぼ等しいイメージでOKです。天皇賞春はディープインパクト産駒がよく走ることが知られていますので、ドゥラメンテ産駒も好走すると考えて間違いないです。お母さん側からは米国系のヘイロー、デインヒルを入れることで、さらにスピード能力を強化しています。スタミナとスピードのバランスが良いです。
過去レースを見ると、菊花賞は大外枠に入りながら、スタートして先頭に取り付き、道中リラックスしたら最後にものすごい末脚を出して一着というとんでもないレースぶりでした。ダービー馬タスティエーラ、皐月賞馬ソールオリエンスを従えての１着だったので、もしダービーに出てたらこの子が勝ってたんじゃないかと思うくらいです。前走は休み明けを目覚めさせる意図で出走した金鯱賞（中京芝2000m）で、２着ながら良い末脚を見せていました。12番枠に入ったことも幸運で、スパートでは外に回しながら先行馬に邪魔されずに伸びてこれそう。軸候補としてしっかり選んでいきたいです。

⑭ テーオーロイヤル（牡・６歳）

父リオンディーズ（欧州・キングカメハメハ系）
　母父マンハッタンカフェ（日本・サンデーサイレンス系）
　　母母父クリスエス（欧州・ロベルト系）

【評価：〇】
お父さんはリオンディーズで、日本系のスピードと欧州系のスタミナをバランスよく伝えます。また、キングカメハメハ系なので、母側の能力も強く引き出します。母父は日本系と欧州系のバランスが良いマンハッタンカフェ、欧州ロベルト系のクリスエスの組み合わせとなっており、スピード×スタミナをバランスよく強化した血統。長距離にもってこいの血統ですが、米国系のスピード強化の要素に欠ける点が気がかりです。スパートで競り負ける可能性があります。
過去レースを見ると、長距離レースで圧倒的な強さがあります。欧州系の強い血統で晩成型であることを考えると、今がこの子の完成形なんでしょう。３走で3000m以上の距離を好位から上り最速を出した点は評価しないといけないですね。しっかり馬券に入れていきたいです🍎

総合評価（再掲）

出走各馬の血統、過去レースの分析結果から、こんな感じの評価になりました🍎ペースは速くならなそうなので、先行して好位につけ、スパートをかけてしっかり伸びていく馬を中心に馬券を組み立てていくことがポイントとなります。

◎軸馬
　⑫ ドゥレッツァ
〇相手
　① サリエラ
　④ ワープスピード
　⑭ テーオーロイヤル
☆抑え
　⑤ ブローザホーン
　⑦ タスティエーラ
　⑨ シルヴァーソニック
　⑩ サヴォーナ

馬券（再掲）