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賑やかヒヨさん

 最近になって完全に視界に入る所に降り立ち鳴き始めるヒヨドリが現れました。まるで挨拶しているようです。ひとしきり鳴き喚いて満足したのように、また飛んでいくのですが、ちょっと嬉しくなります。

覗くように見ています
出来れば体ごと向いて欲しい(笑)

 バードウォッチングは昨年の2月ころに始めたのですが、最初は窓を開けて眺めていただけでした。何を思ったのか窓を開け放って「みんなおはよう」と声をかけたら、家の裏に立つモミの木の茂みの中から飛び出してきたヒヨドリ。

そのずいぶん人懐っこいヒヨドリは窓のちかくで下手にホバリングして何かを要求しているようでしたが、応えることはできませんでした。でもヒヨドリ好きになるきっかけになりました。

 昨年夏、我が家近辺ではヒヨドリがけたたましく鳴くことが多く、何か事件が起きている感じがしました。見るとカラスの姿が多く、見ているとカラスを追い立てるようにヒヨドリがついていきます。ヒヨドリだけにちょっとヒヨってる感じでしたが(笑)

ヒヨドリが煩いのはいつもの事なのですが、黙って外を見ているとヒヨドリが盛んに飛び込んでいく木が我が家にありました。確かめてみると、

ヒヨドリのヒナちゃん達

何と巣立ちしたばかりのヒヨドリのヒナが揃って木の中にいました。煩い親鳥とは違い、ほとんど存在を気づかせないように静かにしています。可愛いすぎる!!

その後もあまり遠くに移動せず、近所の物置に閉じ込められたりとありましたが、3羽は無事大きくなったように見えました。

ヒヨドリは羽ばたいてちょっと上に行って羽を畳んで惰性で降りてくるような波状飛行という飛び方をします。飛ぶのがあまり上手くないと言われ、親鳥はわりと長い間上手く飛べるようになるまで子を見守るらしいです。愛情深いですね。

 ヒヨドリは年中周りにいますが、渡りをすることも知られています。なのでいつも見られるヒヨドリが同じ鳥ではないかもしれません。挨拶するように現れるヒヨドリが去年巣立った子達が帰ってきたよ!と言ってるのかな?と思うと嬉しくなるのでした。

 

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