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親の熱心な教育が、子どもの才能を潰す

小さい子には、この世界で生きていくために
親が教えてあげなければならないことがあります。
ご飯をきちんと食べること、よく寝るということ、
清潔にすること、命を守ること、などです。
ただ、それ以外のことは
経験として伝える程度で十分だと思います。

なぜなら、私たちは
それぞれ異なる「前提」を持っているからです。

「可愛くなりたい!」と言っても、
その可愛いの基準は、人それぞれです。

「幸せになりたい!」と言っても、
その幸せの形は、人それぞれです。

そんなことは当たり前だし、知っていますよね。
でも、子育てをしているとつい、無意識の範囲で
自分の基準に子どもを合わせているのです。

「そんなのはムダ!こうやればすぐできるから」
「ほかの子より一歩先に出るためには、これをやって!」

当然、悪意はありません。
むしろ、幸せを願うからこその行為です。
親には責任があるし、ちゃんと育てようと思うから、
自分と同じ失敗をしてほしくないから、
こっちの近道を教えたくなります。

でも、それは本当に
子どもにとっての「幸せへの道」で、
「近道」なのでしょうか?

こんなことがありました。

占星術の授業で、はじめに骨格分析を習いました。
ホロスコープから
二区分、三区分、四区分に分けて読むのですが、
その結果の一部が、
これです。

私は
・感情的な深いつながりを求める
・物事を安定させたい
・受動的、直感的タイプ

娘は
・人間関係や知識を広げていきたい
・物事を柔軟に対応していくのが得意
・能動的、論理的タイプ


私と娘が同じクラスなら、
間違いなく友達にはなりませんし、
別グループですね。

こうも読めます。

私は
・問題が起きないように準備するタイプ
・「深く信頼できる人」を友達にしたい

娘は
・問題が起きればさっと対応するタイプ
・「広く軽やかにたくさんの友達をつくる」


「いい」とか「わるい」とか以前の問題で、
前提が違うんです。

無意識にできてしまうことにも、
違いがあるんです。
これは、才能とも言えます。

私の基準で子どもに教えてはダメだ!
才能を潰すことになる!

私は
長く積み重ねた「自分の経験」を
宝の山だと思い
子供のために使おうとしました。
幸せになってほしかったからです。

でもそれは、むしろ
子供の邪魔になっていたかもしれないと
思い直しました。

どうやって生きるのが
居心地がいいのか、
満たされるのか、
親子でも違うということを
理解したからです。

ここから
私の子どもに対する態度が
変化したのは
言うまでもありません。




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