”親友”って

”親友”って

「親友って何だろう」、「私にとっての親友は誰だろう」、「そもそも私に親友はいるんだろうか」と考えたことが、これまで何度かありました。
 高校の頃からの友達だから、つまり長年の付き合いだから親友というわけではないと思いますし、頻繁に会っているからとか色々と話したり相談したりしているから親友、というものでもないような気がします。もちろん長い時間をかけてお互いの関係が深化し、強い結びつきが生まれるということはあるでしょうし、それを親友と呼ぶと言うも言えると思います。
 ただ、私の場合は、時間的経過を経て親友ができる(作られる)と言うよりも、「出会うもの」と言う感覚がどうしても拭えません。簡単に言えば、親友として出会う(他の人とは異なるものをすでに持っているが気づいていない段階)→親友として関係を深化させる→「親友」だったと気づく、と言うプロセスを辿るような気がします。
 これまでの人生を振り返って、自分が困難に出くわしたとき、本気で誰かに縋りたいと思ったとき、私は誰に連絡をしていただろうと思い返してみると、実は普段それほど連絡をとっていない、でも潜在的に私の頭に常に居てくれる人に話を聞いてもらっていました。時には、具体的な内容は一切話さず、単に雑談をして声を聞くだけで終わりと言うこともありました。それだけで十分だったのでしょう。この感覚が私にとって親友と呼べる関係にあるように思います。

私にとって親友とは

 私にとって親友と呼べる人は誰かと考えると、一番に思い浮かぶのは今の私のパートナー(夫)です。結婚する前からずっと運動会の二人三脚レースのように走り続けてきました。仕事、家庭、震災、独立etc. 忙しく突っ走ってきました。彼と出会う前に何人かと男性と付き合ってきましたが、パートナーと出会ったときは、そしてその後も、以前のどの男性とも異なるものを感じてきました。恋愛感情がなかったわけではないと思いますが、一般的な恋愛感情とは明らかに異なるものだったと思います。正直、複雑ですが。
 もう一人、その人は出会った時に既に既婚者でしたが、一時恋愛感情を抱いたものの気がつけば兄妹のような、私にとって無くてはならない存在であることに気づきました。今でも数年に一度、何かあると連絡をとってはまた年賀状メールだけの関係に戻ります。正直、彼が私のことをどう思っているかわかりませんが、私にとって彼はパートナーとはまた異なる存在であり大切な親友です。

彼の存在

 私がnoteを始めたきっかけは前の記事で書きましたが、その彼 の存在も私にとって無二の親友です。彼については、おいおい書かせていただきます。
 ここまで読んでいただいて、私にとっての親友とは男性ばかり?と思われた方もいると思います。私は小さい頃から、兄や兄の男友達、男の幼馴染の中で育ったせいか、男友達と居ることに違和感を感じたことがありませんでした。女同士の付き合いには何かと複雑なものが絡むのが世の常で、その点ストレスなく付き合える男友達の存在は、私にとってオアシスに感じることもあります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?