見出し画像

コミュニケーション能力は才能ではなくスキル

ほとんどの問題は人間関係が起因していると言われています。

コミュニケーションをどこか持って生まれた才能みたいに捉えてる人は、たぶん上手くいかない。

明るい挨拶や、笑顔で気持ちの良い対応なども、もちろん大切です。

その上で能力の差が大きく現れるコミュニケーションスキルとして、相談・報告という取組みの重要度は高いと考えられます。

相談と報告はコミュニケーションスキル

一般的によく聞く相談と報告、このそれぞれの役割を理解することで人間関係は格段に良くなります。

この言葉を同じ括りで捉えていると、結構やりずらくなってしまいます。

あくまでひとつの考え方として、相談は何か起きる前にするアクションで、報告は起こった後にするアクション。

要は相談と報告ではアクションする時間軸が違います。

報告は一般的に事故報告でも、業務報告でも、すでに起こったことに対して、誰かに伝える手段です。

一方で相談は発生するリスクや予測される事態に対して、自分以外の誰かに伝える手段となります。

結果としてチームスタッフや上司の立場からすると、報告だけではどうすることも出来ないことの方が多いです。

そのため、相談と報告はセットで考えておくと、仕事がスムーズに進む場面があります。

要するに相談が出来ていれば、報告はひと言で済む。

ただこの相談が、なかなか難しい。

ほとんどの場合、変に相手を気遣い相談を省いてしまう。
仕事として報告だけはするものの、どうすることも出来ない状況がほとんどのため、チクリと嫌味を言われて、その報告すら遠のいてしまうことがある。

事前に相談ができていれば、その結果を伝えるだけなので、報告の時にお互いの期待値がズレる可能性は低いです。

相談と報告。
一般的には報告の重要度の高いイメージはあるものの、実は相談が鍵になります。

そんな重要な相談を活用していくためにも、改めてコミュニケーション能力はスキルであるという認識を持っておきたい。

あえて相談したり、日常会話の中に相談を持ち掛けてみたりと、色々な場面で折り込んでいく。

相談された方は結果も気になり協力をしてくれたり、自分が持っていない知識を教えてくれたりと、仕事が効率的に進むことが多いです。

また話し掛ける時には「相談なんですが」と伝えることで、相談を受けるということを理解してもらうとよりスムーズです。

仕事を上手く進めていくための相談というコミュニケーションスキルは、なかなか強力です。

ただ、前提として相談を行える関係性には日常的な信頼関係が大切です。

そのためにも気持ちの良い挨拶だったり、一生懸命な姿勢や、きちんと感謝を伝えたりといった、人としての人間力は細かなテクニックより、重要度が高い可能性もありそうです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
何かのきっかけになれば幸いです。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?