前回は、羊水塞栓症についてお話しいたしました。
「妊婦さんの○亡率1位の羊水塞栓症」

妊娠10万件当たり2～6件の割合とは言っても、
１年間の出産件数は約80万件ですから、
16〜48件羊水塞栓症が起きている計算になります。
Iさんの出産体験の中に「全前置胎盤」と出てきました。
今回は、前置胎盤と全前置胎盤についてお話ししますね。

お品書き
・【前置胎盤】Iさんの体験
・【前置胎盤】ってなあに？
・【前置胎盤】を防ぐには？
・まとめ

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【前置胎盤】Iさんの体験
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3人目は、5か月目で全前置胎盤とわかり、
仕事も午前中だけして安静にと言われました。

産前6週前から入院し絶対安静をしいられ、
ベッドの上で6週間寝て過ごしました。

体は健康なのでものすごいストレスでした。

帝王切開で出産、子どもは問題なく産まれました。
出産後再出血し、1日に2回の全身麻酔をして子宮摘出しました。

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前置胎盤の妊婦さんのうちの5～10％が、
「癒着胎盤」になると言われております。
帝王切開で出産、子どもは問題なく産まれました。
出産後再出血し、1日に2回の全身麻酔をして子宮摘出しました。
Iさんは、
「帝王切開で出産、子どもは問題なく産まれました。
出産後再出血し、1日に2回の全身麻酔をして子宮摘出しました。」とおっしゃっていたので、

癒着胎盤もされていたのかなと思いました。
通常ですと、
胎盤は赤ちゃんが産まれた後、
自然に子宮から剥がれて外へでてきますが、
前置胎盤のうちの5～10％の割合で、
胎盤が子宮にしっかりくっついてしまっていて、
剥がれません。
この状態が癒着胎盤です。

癒着胎盤では、
赤ちゃんを帝王切開で出してから、
そのまま子宮を全部取ることが多いようです。
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【前置胎盤】ってなあに？
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前置胎盤と全前置胎盤って何が違うのでしょう？

前置胎盤とは、
お母さんと赤ちゃんを繋いでいる胎盤が、
子宮の出口（産道）近くにくっついてしまうことで、
胎盤が子宮の出口の一部を覆っている状態を言います。
また、子宮の出口を全部塞いでしまっている状態を、
「全前置胎盤」と言います。
割合としましては、
全部の出産件数のおおよそ1％弱。
出産の際、胎盤から先に出てきてしまうと、
大出血や、赤ちゃんへ酸素や栄養が行かなくなってしまう恐れがあるため、
出産は帝王切開で行います。

前置胎盤は無症状らしいので、

「産婦人科健診の超音波検査で分かった」というのが
ほとんどのようです。
お腹の張りを感じたり、
痛みが無いのに急に出血したり、
少量の出血が数回という場合には、
腹痛がなくても、すぐ産婦人科を受診してくださいね。
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【前置胎盤】を防ぐには？
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妊娠の早い時期に前置胎盤と診断されたとしても、
日毎に子宮が大きくなると徐々に子宮口から離れていくことで、前置胎盤でなくなることもあります。
前置胎盤はがなぜ起こるのか？
まだ分かっていないことが多いため、
予防法もわからないのが現状です。
ただ、
流産や中絶、帝王切開、子宮筋腫などにより、
子宮の内膜が傷ついたことにより、
前置胎盤が起こりやすくなると考えられています。
また、癒着胎盤につきましては、
喫煙、インスタント食品をいつも食べていると、
低酸素状態になりやすいため、
血液の流れが悪くなり、血管自体ももろくなります。
そのため、胎盤が血管にしがみつこうとするので、
胎盤が癒着しやすくなるそうです。
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まとめ
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体質には個人差がありますので、
一概には言えませんが、
アラフォーとなると、
グッと体力が落ちますので、
出産のリスクが高まると思って良いでしょう。
喫煙、インスタント食品は、
出産のみならず、
ご自身の健康のためにも控えた方が良さそうです。
かく言うわたしは、
妊娠中、インスタントラーメンを、
食べたくて食べたくて仕方ありませんでしたので、
週１回だけ隠れて食べておりました。
妊娠中は、
ホルモンバランスも乱れがちなので、
気持ちも不安定になります。
「元気な赤ちゃんを産む」と言うことを、
最優先に考えると、
ご自身の身体も大切にできるのではないでしょうか。