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生き残った会津人 山川健次郎

オヤジブログ怪気炎 vol.77

会津には日新館という当時の日本を代表する学問所があった。日新館の学生により編成されていたのが白虎隊。
幼年期に白虎隊に所属していたのが、山川健次郎。のちに12年に渡って東大の総長を務めることになる物理学者です。2018年に安倍晋三氏が施政方針演説で山川健次郎についてふれて物議を醸し出しますが、要は一億総活躍社会の例として、明治維新後も才能を発揮した山川を引き合いに出したのでしょう。
実際には、旧会津藩士は新政府の厳しい監視下に置かれ、山川は謹慎中に脱走したことで道を自ら切り拓いていったのです。まぁ、長州藩の安倍さんに引用されると何とも皮肉ですねぇ。
戦争には勝者があれば敗者がいる。会津側の山川さんから見た戊辰戦争の記録が「会津戊辰戦史」。官軍を西軍、幕府軍を東軍と記述しています。以降会津側からみた戦史に使われています。
ちなみに本日の「英雄たちの選択」で山本覚馬が取り上げられるようです。ご存知新島八重のお兄さんで、京都の治政や教育に情熱を傾けた方ですね。

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