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「豪雨の予感」第26話(水害被害ストーリー)

〜災害用備蓄について〜

災害用備蓄の非常食はライフラインの供給が停止していても食べられ長期的に保存ができるものが適しています。

一般的に被災後は電気・ガス・水道などのライフラインの復旧や支援物資の到着までに約1週間程度かかると言われています。能登半島地震では発災から72時間は人命救助が優先されました。このように広範囲の災害を想定し必要最低限の量を3日分(9食分)とし、余裕をもって1週間程度(21食分)の非常食を準備しておくと安心です。

農林水産省が公表している「緊急時に備えた家庭用食料品ガイド」によれば、用意する1週間分の非常食の目安は以下のとおりになります。

・飲料水:21ℓ
・レトルトご飯、アルファ化米:7パック
・肉・魚・豆などの缶詰:11缶
・レトルト食品:7パック
・乾麺:200g(2食分)

災害という非常時とはいえ避難生活が何日続くかは分かりません。避難生活で体調を崩すと通院できない場合がほとんどなため日々の生活に支障をきたすことになります。上記の表を参考にしながら主食(炭水化物)と主菜(たんぱく質)の組み合わせを基本とし栄養素が偏らないようにしてください。

また被災中は塩分の不足や精神的なストレスを感じやすいので、適度に梅干しやチョコレート、羊羹などのお菓子を用意しておきましょう。せっかく非常食を揃えていても、いざという時に消費期限切れで食べられないのであれば意味がありません。それを防ぐためには非常食を多めに準備しておき備蓄した非常食を古いものから定期的に消費し食べた分だけ買い足していきましょう。

第27話に続く
(写真:そなエリア東京)

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