見出し画像

甲子園への憧れ

ここでまた野球の話に戻るのですが、小生の行ったり来たりの人生のため、お許しください。
いよいよここから、なにはともあれ、野球との本当の付き合いが始まるのですが、バレーをやったり、帰宅クラブで不良の人たちをつきあったりしましたが、決して、野球が嫌いになったわけではありませんでした。
小生が中学一年の甲子園は、あの怪物・江川さんがいましたし、翌年には、土屋投手を擁する銚子商業が全国大会を制します。この怪物二投手に憧れて、懲りずに野球をまた始めたのです。
甲子園という舞台で目立ちたい、もちろんエースとしてあのマウンドの上で投げたい。
目立ちたがりの私が最大に目立つ場所、それは、甲子園以外ないと心に決めました。それは、ちょっと格好のつけすぎですが、思い立つのはいつも早いのです。思い立ったら即行動、ここだけは小生のいいところだと思います。
すぐに、スポーツ屋に行って硬式ボールを買いました。
小生この時、中学二年の夏休みでした。今更野球部に戻るとも言えないし、少しでも早く硬式を投げたいという思いからでした。軟式なんかやってられるかと息巻いていました。
とはいっても、キャッチボールの相手もいないから、一人学校に行って、壁めがけてボールを投げ続けました。フォームはもちろん、銚子商業の土屋さん、また真似です。
夏の暑い中、野球部をよそ目に硬式ボールの皮が、ボロボロになるまで投げ込んでいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?