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靴下の片足が見つかっただけ...にするのはもったいない。


トレーニング終わりにシャワーを浴び、着替えをカバンから取り出そうとしたが、いれたはずのパンツがない。必ず車に乗るときにはあったはずなのに…
いくら探しても見つからなく短パンを持ってきていたので、しょうがなく、ノーパンで帰ることにして車にもどると、車の横にびしょびしょになったそれが落ちていた。雨に濡れたのだ。「最悪や」と口走りそうになったが、その1秒後には、「見つかってよかった!」とつぶやいていた。我ながらリフレーミングが完ぺきだった。

その後、車で家に帰る途中コインランドリーに寄り、乾燥機から洗濯物を取り出し、家に帰ってそれらを畳んでいると、靴下が片足分しかなかった。取り込むときに徹底的に確認したから乾燥機に置き忘れたはずがなかった。まだ買って3ヶ月のお気に入りの靴下だったので、ショックだった。パンツを車の横に落としたばかりだったので、靴下ももしかしたら車に乗せるときに落としたのかもしれないと思った。外は台風の影響で雨風がひどかったので、きっとどこかに飛ばされてもうなくなっているだろうと勝手に決めつけることにした。その方が楽だった。
そして「新しいの買えばいっか!」と前向きにとらえることにした。

次の日、スラムダンクを読んでいるとファンならだれもが知っている「諦めたらそこで試合終了ですよ」と安西先生がいう場面で、靴下の件が思い浮かんだ。
そして、ジムの帰りに一応確認してみるかと思ってコインランドリーに行くと、靴下がテーブルの上に置いてあった。思わずガッツポーズ。

ここまで読んだあなたは、「たかが靴下が見つかっただけだろ」と思うかもしれない。でも、僕はこの経験から3つのことを学んだ。

一つ目は、自分のものを大切にするということ。
二つ目は、頭で考える前にまず行動すること。
三つ目は、楽観的に考えるのは、行動したあとにしようということだ。

結局頭で考えると、楽な方に考えてしまうし、ネガティブに考えてしまう。だから行動することが大切だし、行動することでしか人は変われないと思う。

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