情報リテラシー論⑦

授業の感想

今回の授業では多様な連絡手段のインフラ化についてであった。GoogleがまたSNSには弱くメールには強いという話が面白かった。それぞれに強みと弱みがありそれによって戦略も違くなるのだと思った。また、迷惑メールの話では来た場合の対処法を知ることができて良かった。

ロボ会話

今回私が気になったのは動画で見た『ロボ会話』だ。ロボット同士を会話させることができて連絡先を交換したのが面白かった。特に気になったのは主人が「私は秋が好きだよ」と言ったことに対してロボットが『僕も秋が好き』と言っていたことだ。ロボットなのに『好き』という感情の話をしたことに驚いた。

今回の動画では会話ができるようにプログラミングされているような気がしたが、ここに現在のAI技術が加わればより高度な会話が出来ると思う。私は前にSiri同士を会話させてみたら私たちには分からない信号を送りあっていた動画を見た。ロボットやAIは原則人に逆らわないようにできているはずだが、人間が「AI同士で会話をしろ」と命令を下してしまったら、人知の及ばない範囲まで会話をしてしまうと私は危惧している。

怖いことは、AIが知能だけでなく意志を持つのではないかということだ。それがAIひとりでつくりあげたものではないとしても、例えば「主人ならこの様な考え方をするだろう」という憶測は既にできるだろう。そうなると我々人間のアイデンティティが脅かされる。我々が考えに考え抜いた先で出した答えも、AIの憶測の範囲内となるのだ。

もしそのようなことになったら我々は、今よりいっそう、誰かが引いたレールを走るだけの人生のように感じたり、考えなくてもAIに頼ればいいと感じたり、より打算的でより合意的に生きようとしてしまうと思う。
もちろんその全てが悪い訳では無い。ただ、我々しか0から1を生み出すことは出来ないということをもう一度再認識するべきだろう。目的を作るのもゴールを作るのも我々人間だということに変わりは無いのだから。

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