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「うらしまたろう」 から学ぶ 

子どもに「うらしまたろう」を読み聞かせていた。

うらしまたろうは、何を伝えたいのか。

せっかく、亀を助けたのに、龍宮城に連れ去られて、結局はじいさんになってしまう話。

でも、見方を変えれば、

貧乏で将来の希望もないクソみたいな人生に、奇跡的な出来事が起こった。
美人の姫とも、やることやり、
美味しいものをたらふく食べ、
王になるチャンスまで与えられた。

きまぐれで、人間界に帰ってきたけれど
殺されるわけでもなく、
ただ、寿命を何年か奪われただけ。

とてつもなく、幸運にめぐまれた男の話に見えなくもない。

私が思うに、この話は、「その後」 を考えるべき話であると思う。

人生、いろいろある。

良いこともあれば、
ものすごく、リスキーな選択をすることもあれば、
ビビって、臆病な選択をすることもある。

いろんなことが起こる

それが人生。

うらしまたろうは、おじいさんになったしまったけど生きている。

これから、
竜宮城の研究者になることも、
竜宮伝説を書き残す作家になることも
300年後の未来を楽しみ、新たな妻子をもつことも可能だ。

逆に、乙姫を恨み続けながら、死んでいく人生もあるだろうし、
竜宮城を滅ぼすために、兵器製造に身を捧げる人生もある

結局は、
「君なら、どう生きるか?」

という問いなのだ、と思った。
どういう人生を生きるかは、俺次第なのだ。

宮崎駿先生の、「君たちは、どう生きるか」という映画は、
わしには、ピンと来なかったが、
うらしまたろうは、この問いを、強く私に考えさせたのだった。

そして、なぜか、ふいに、文章を書いて情報発信をしたいと思ったのだ。
意味不明だが、この一歩が、うらしまたろうの「亀救出」になるかもしれない。
いや、そうするも、しないも、俺次第か。

だから、こうして私は noteを始めた。


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