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ときどき日記(112)「百万本のバラ」を聞くと思い出す「北の国から」

加藤登紀子さんが歌う「百万本のバラ」は、彼女オリジナルの曲だと思っていた。
だが実は「『百万本のバラ』は、ラトビアの歌謡曲を原曲とするロシア語の歌謡曲である。ソビエト連邦の歌手アーラ・プガチョワの持ち歌として知られる。」(Wikipedia・一部削除)という。そして、反戦歌だということをテレビで知った。

僕はこの曲を聞くと必ずTVドラマ「北の国から」の正吉を思い出してしまい、情景まで思い出す。

正吉が蛍(中嶋朋子)にプロポーズするに思い悩み、母(?)の経営する店のカウンターでBGMを聞いていたところ、「百万本のバラ」が流れ、バラは贈れないけど富良野にはいっぱいあるじゃないかと閃き、野に咲く黄色い花を百万本に向け摘みはじめる。閃くシーンと花を摘む屈託のない正吉のシーンがリフレインする。

「北の国から」には、もう1曲、聞いてしまうと思い出してしまう一連のシーンがある。

「アヴェマリア」だ。たぶんマリアカラスのものだと思う。

純(吉岡秀隆)が東京に引っ越すことになり、長距離トラックに同乗させるに当たり運転手(古尾谷雅人)に父・五郎(田中邦衛)が謝礼として茶封筒に詰めた2万円を渡すが、運転手は、お父さんの思いや苦労がたくさん詰まったものだから一生とっておけと純に突き返す。
東京で昼間、自動車整備工場で働き、そこの工場でその2万円が盗まれる。
純にとってはお金ではなく想い出の品物になっていて価値は計り知れない。
バールを振りかざし盗んだ犯人に「みずたに~」と叫び襲いかかる。コンプレッサーからもれるエアーの音まで思い出す。
ガールフレンド(?)(洞口依子)がそのお札を探してくれた。
喫茶店で会う。けだるい声で「お金みつかった。1枚はあった。」みたいなセリフを言っていた。
とくに「アヴェマリア」がTVから流れようなもんなら、必ずけだるい声で「お金」のくだりを真似してしまう。たぶん間違えて覚えているセリフなのに。

また「北の国から」のスペシャルやってくれないかなと思うが、いろいろペーソスやらを考えるとあまりにも重たくなりすぎて難しいか?

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