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もはやプラごみの処理はリサイクルでは間に合わないし、リサイクルのために資源エネルギーを投入すれば、ここからも温室効果ガスを出す

地球のため、全人類、夜は戒厳令(65)

「もはやプラごみの処理はリサイクルでは間に合わないし、リサイクルのために資源エネルギーを投入すれば、ここからも温室効果ガスを出す」

「プラごみ60年に10億トン」(2022/6/4 読売新聞朝刊13版35面)と新聞に掲載されている。
「19年(3億5300万トン)の3倍近くに達し、海や川などの水生環境に蓄積されるプラごみ量も、3倍超に増えると予測した。」
「プラの生産時などに排出される温室効果ガスも4.3ギガ・トン(二酸化炭素換算)と19年の1.8ギガ・トンから2倍超に増える」
「19年の時点で水生環境には1億4000万トンのプラが蓄積」と記事は続く。

地球の量的限界・機能的限界は、もう詰んでいるとみるべきだ。

プラごみは、自然に還らない。

私たちの生命を支えている地球システムに、どんどん温室効果ガスが排出され、大事な食糧源でもある水生環境にもプラごみが溜まりに溜まっている。
当然、魚介類は悪影響を受け、どんどん死んでいく。いずれ、水生環境からは食糧を得られなくなるだろう。

鉄のように磁石で集められないし、すくい取ることは事実上不可能だ。その間に、プラごみが、マイクロ化もする。

リサイクルするには、新たな資源エネルギーを投入しなければならないし、リサイクルできたとしても、1回かつ硬質プラスチックが限度だ。それ以前の問題として、今のところ、リサイクル率は絶望的に低い。

まずは、適正処理を目指すほかない。

焼却処分を前提とする。その分、化石燃料の燃焼をやめる。そして、厳格な収集システムを構築する。

焼却については、温室効果ガスを出すなどアレルギーが強いが、リサイクルのためにも新たな資源エネルギーを投入するし、焼却した分、化石燃料をやめるのであるから、いってこいだ。

もはや人類は、プラスチックを放棄できないのであるから、適正に焼却して、共存すべきだろう。(つづく)

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