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ときどき日記(380)人事異動をパワハラの道具にする

国民健康保険料額決定通知書が届いた。

地方公務員だった頃のことを思い出し、胃の中から何かがせり上がってくるような感覚を覚える。吐き気がする。

地方公務員を36年間勤めた。
その33年目に全く経験が無いどころか、制度すらも良く分からない国民健康保険の課に配属された。
そこでは健康保険料の滞納整理の係長(最下級管理職)を拝命した。

引継書は単なる感想文だったし、手順書の類いもなかった。

滞納整理に専念すれば良いのではなく、賦課の窓口が混雑すれば、そちらも手伝わなければならない。

研修は福祉分野全体の研修が主で、国民健康保険の研修はなかった。

端末はファンクションキーやシフトを駆使しなければ使いこなせず、その全てを書いてある表1枚無く、最下級管理職に教えてくれる者も居ない。

しかし、感想文もとい引継書には、端末操作をマスターしろと書いてある。
そして、国民健康保険料額決定通知書(額通)の発送が「最大のイベント」だと書いてあった。

別の課にいたとき、国保の電話がこの時期、必ずパンクするのを知っていたから、なおさら恐怖が亢進した。

まったく分からない、手引きになるものも無い、いたずらに6月が近づいてくる。

結局、5月下旬に潰れた。

わたしは何か悪いことをしましたか。

何の報復人事でしたか。

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