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私の広報写真(機材編)

広報の撮影って・・・

 皆さん、こんにちは。伊達市の橘内です。
 広報写真に役に立つ撮影方法などの技術や思い、心構えなどをお伝えする6回目となります。
 カメラ歴は15年ほどになりますが、今回は私の使ってきた機材について話をしようかなと思います。
 ものすごい興味ある人とない人に分かれるようなテーマではありますが、お付き合いください。
 便利な機材や道具など、皆さんの広報撮影で役に立つものが見つかればいいな〜と思います。
 今日のお伝えしたい項目は次の4つです。
 1 どんなカメラがいいの
 2 レンズは・・・
 3 便利な機材・道具(三脚、フィルター、レフ板など)
 4 スマホはありか
 この4つの項目でそれぞれ私なりの機材を紹介していきます。ではいってみましょう!


普段使っているニコンD850とZ8

1 どんなカメラがいいの

 皆さん、普段どんなカメラを使っていますか。センサーのサイズが、フルサイズからAPS-C、フォーサーズと職場にあるカメラはさまざま。また、マイカメラを持って仕事で使っている方もいるかと思います。広報担当者として、どんなカメラがいいのって悩まれる方もいるかと思います。各メーカーの特性もありますし、センサーのサイズでも特性が変わるので、自分が撮ってみたいイメージにあったものが一番だと思います。
 でもなんだかんだ言っても、良いところも悪いところも知った「慣れたカメラが一番」です。
 私は、初めて買ったカメラがニコン製で、その後もずっとニコンを使い続けているので、ニコンの特性やイメージはというと
【ニコンの特性やイメージ】
 ・見た色を忠実に再現する。
 ・黒い色をきれいに表現する。
 ・シャッターを切る方が優先ではなく、AFが合う方を優先する。
 ※ピントが合わない写真が少ない。
 ・全体的に黄色が強い。
 ・ファインダーが見やすい。
 ・とにかく丈夫で壊れない。
 こんな感じです。他のメーカーはというと、触ったくらいでしっかり使ったことはないですが、私なりのイメージでいくと
【ソニー】
 ・機能が最先端。一歩先をいく。(ニコンのセンサーも製造)
 ・発色がよく、色はキャノンとニコンの中間のイメージ。
 ・解像度が高く、ねらった写真が撮れる(某広報の大先輩談)
 ・クリエイティブスタイルの機能が楽しい(某広報の大先輩談)
【キャノン】
 ・白い色がとにかくきれい。
 ・見た色より明るく(明暗を少なく)白優先に写る。
 ・見た色のイメージを増幅するような感じに写る。
 ・シャッターを切る方を優先する。
 ※まずは撮る、残すを方優先しているイメージがある。
【富士フィルム】
 ・発色が良い。派手目な色。
 ・コンパクトで使いやすい。
 触ったことのあるカメラの感想ですが、私的なイメージなのであくまでも参考にという感じで受け流してください。
 それと、高いカメラがきれいに撮れると思いがちですがそうではないです。同じセンサーサイズ、同じ画素数のものであれば、画質はほぼ差がないと思って大丈夫です。では、何が違うのというと高いカメラは、堅牢性や防水性が高い、AF(エリア・速度・精度)や連写、感度の性能のレベルが高いので、撮りやすさに違いがあります。
 センサーサイズでいけば大きなフルサイズ、そして感度に優れた裏面照射CMOSセンサー、処理速度が速くなる積層型裏面照射CMOSセンサーと究極を求めればキリがありませんが、広報用のカメラとして購入を予定しているならば、APS-Cサイズのミラーレスものがあれば十分だと思います。
 どれがいいとか、好みの問題もあるので、自分が使ってみたいカメラを使ってその特性を覚えて調整できる事が一番だと思いますので、とにかく慣れたカメラが一番きれいに写ると思います。
【カメラ遍歴】
 私のカメラは、現在メインで使っているがニコンのZ8とD850の2台です。
 D850はニコンのデジ一眼の最高傑作ではないかと思っているので、ミラーレス化が進んでいますが、ずっと使っていたいと思う1台です。持った感じ、シャッター音がたまらないです。
 Z8は最近、手にしたカメラですが、めちゃくちゃAF(瞳AF)がすごいし、動画も撮影しやすいし、発色ががよくいい意味でニコンらしくないです。ただ一眼レフ並みに重いのが難点で、スナップ用にもう1台欲しいところです笑。
 私のカメラ歴は、ニコンのD60から始まり、D7000→D7100→D500→D850→Z6→Z8と、初めからデジタルでスタートしたので、フィルムのことは詳しくはないですが、これまでいろいろと使ってっきました。

イベントなどの取材では、24-70mmの標準と70-200mmの望遠をつけた2台体制を基本としていました。望遠はやっぱりミラーレスじゃなくて一眼レフの撮った感じが好きです。Z8はミラーレスなのにかなりでかいのでミラーレスのコンパクトさを求める人は選ばないと思いますが、D850を超えるミラーレスを求めている人に最適なカメラかなと思います。特にAF性能がやばいです。

2 レンズは・・・

 レンズは本体より大切なものです。レンズに関しては高ければ高いほどやっぱり写りがいいです。なので、本体にお金をかけるよりはレンズにお金をかけた方がいいですね。
 基本的には、センサーサイズが大きいカメラのレンズほど価格も高くなるので、その辺は予算やお財布と相談して本体のセンサーサイズを決めた方がいいですね。
 どんなレンズを持てばいいって悩む方が多いと思います。どんな写真を撮りたいかで変わってきますが、パターンとしては、
【広報用標準レンズ】
 ・F4通しの標準レンズ(24-105mmF4、24-120mmF4)
 ・F1.8の単焦点(50mmF1.8)
 通常使うズームレンズと表紙写真など、ここぞの時に使う単焦点の組み合わせとして、標準レンズと値段の比較的安い餌まき単焦点(2〜4万円のもの)の組み合わせを用意しておけば、ほとんどのシーンで対応可能です。望遠が必要な場合は、今のカメラならトリミングしてもガクッと画質が荒くなるような画素数ではないので、そういった対応でも可能です。

レギュラーで常時持ち歩いて使用頻度の高いレンズたち。左から70-200mmF4(望遠)、24-120mmF4(標準)、24-70mmF2.8(標準)、40mmF2(単焦点)

【プラスαでそろえたいレンズ】
 ・200mm以上の望遠レンズ(70-200mmF4orF2.8)
 ・24mm以下の広角レンズ(単焦点でもズームでも)
 イベントなどで望遠レンズがほしいと思う場面が多いかと思います。また、カメラならではの写真を撮りたいなら広角レンズも用意すると便利です。
 便利な高倍率ズーム(24-200mmF3.5-5.6)ももちろんありで、1本で全てこなすという事であればこの1本になりますが、せっかくレンズ交換ができるカメラを使うならその楽しみを使ってほしいと思います。
 F値の違いでレンズの値段は段違いに変わりますが、F4通しの小三元と言われるものでそろえられたらもう十分です。

そんなに出番はないけど、年に数回は絶対使いたいと思うレンズたち。左から80-400mmF3.5-5.6(望遠)、60mmF2.8(マクロ用)、14-24mmF2.8(広角、星景用)

【値段を抑えたい場合】
 レンズは揃えたい、でも値段が高いという場合は、サードパーティのメーカーのタムロン、シグマ、トキナーなどをお勧めします。どのメーカーも純正レンズの半分くらいの価格だったり、特に大三元と言われるF2.8通しのレンズが、純正のF4通しのレンズと同等の価格だったりと魅力的です。
 タムロンは温もりある暖色系よりで、シグマはカリカリきっちりした解像度の高い寒色系よりかなってイメージがあります。高倍率ズームと言ったらタムロンと思うほど数多く出していますので1本で全てと思う方はタムロンの高倍率ズームがいいかなと思います。シグマは、アート、スポーツ、コンテンポラリと3つにテーマに分かれているので選びやすいと思います。
 さらにシグマは全て日本製でメイドイン福島。会津の磐梯町という磐梯山の麓の空気と水のきれいなところで製造されています。磐梯町はふるさと納税の寄付額が県内第2位で、そのほとんどがシグマレンズの返礼品らしく人気の高さが伺えます。
【レンズ遍歴】
 カメラ本体に続き、私がどんなレンズを使っているのって興味のある人はいないと思いますが紹介します笑。
 現在使っているレンズが、
  ・広 角 シグマ 14-24mmF2.8(Fマウント)
  ・標 準 ニコン 24-120mmF4(Fマウント)
           24-120mmF4(Zマウント)
           24-70mmF2.8(Zマウント)
  ・望 遠 ニコン 70-200mmF4(Fマウント)
           80-400mmF3.5-5.6(Fマウント)
  ・単焦点 ニコン 60mmF2.8(Fマウント)マクロ用
           50mmF1.8(Fマウント)
           40mmF2(Zマウント)
 以前持っていたレンズだと、タムロンの高倍率2本、トキナーの広角1本、シグマの標準1本を使っていました。

普段はリュックタイプのカメラバックを使っています。車で取材に行くので、このままカメラバックごと車に積んでカメラだけ持っていく事が多かったです。

3 便利な機材・道具

 撮影で使う機材というストロボや三脚をすぐに思い浮かべるかと思います。なので、ここではあると便利だよと思う道具を紹介していきます。
 夏のまぶしい日差しの中、まさにこれから出番がありそうなもは半透明なビニール傘。これは安いですし持っていた方がいいと思います。どんな時に使うのって、ストロボのディフューザーのように太陽の光を和らげる役割で使います。使い方は、被写体に直接まぶしい日差しがかからないように、そしてカメラに写らないように使います。撮影が1人の時は三脚を使ってカメラをセットして自分で傘を持つ感じです。できればアシスタントの人を頼んで、手伝ってもらった方がいいかと思います。

あまり見かけなくなりましたが、カメラをやる方は必須アイテム?
半透明の傘がなかなか便利です。
こんな感じで、被写体に直接強い光が差し込まないようにセットします。
半透明の傘無しの通常撮影の場合。夏の眩しい日差しを前に撮影すると、明暗が激しく影が気になったり、そもそも被写体が眩しくて大変そうです。そういう場合は順光じゃなく、サイド光や逆光で撮るという方法もああります。
半透明の傘ありで撮影の場合。直接強い日差しが入らないのでマイルドな仕上がりになります。露出をプラス0.3に上げて撮影していますが、こちらの方が明暗を抑えて、嫌な影も抑えられます。
もしアシスタントをお願いできるなら、下にレフ板当てて首のあたりやちょっと暗めに写るところに当てたいところですね。

 そのほかのおすすめは、ブラックミストフィルターです。これは野外の夜景をバックにしたシーンや、日中の室内で窓ガラスに光が差し込むようなシーンで使います。光線を和らげ窓ガラス越しの風景を強調しないようにしてくれる効果があるので被写体がより際立っていい感じに仕上がります。

室内で窓越しの風景が気になる、現実的な感じにしたくないなどに使用すると効果的なブラックミストフィルター。まぶしい逆光での撮影や窓越しの風景の彩度を抑えてくれて、雰囲気よく仕上がる効果があります。
普段はリュックの中にフィルターケースを入れて持ち歩いてます。ブラックミストフィルター、ソフトフィルター、ハーフNDフィルター、NDフィルターの4番と8番、PLフィルターを定番で入れています。そのほかクロススクリーンフィルターとか持ってますがほぼほぼ出番がないです。

4 スマホはありか

 結論からいうと「あり」だと思います。今年度の全国広報コンクールの1枚写真の部で入選した作品の中で、iPhoneで撮影された1枚がありました。撮影した本人曰く「iPhoneのポートレートモード最高です」と話していました。皆さんは1枚写真の部で入選した作品の中で、どれがiPhoneで撮影されたものかわかりますか?今はデジタル処理能力がものすごく良くなっているので、単純にセンサーサイズやレンズ性能だけで語れなくなってきているのかな〜と思いつつ、結果的に構図や腕次第だと思います。私も広報担当時代(係員時代なので8年ほど前)にカメラを持ってなくて、スマホで撮って写真を掲載した事があります笑。そんな大きな写真ではありませんでしたが、誰も気づかずに終わったので、ぱっと見てはわからないということですね。

iPhone14Proはほんと性能がすごいですね〜。かなり解像度も高くてびっくりです。動画撮るときはスマホで十分だな〜って感じです。

最後に・・・

 私なりのカメラの機材に対する個人的な意見を書かせてもらいましたが、カメラの世界はほぼ自己満足の世界でもあります。
 高いカメラは撮りやすい、カスタマイズしやすいなど使い勝手はよくなります。高いレンズは明らかに解像度が上がったとわかるくらい変わるものもあります。でも、そのシーンの光の当たり方、場所の雰囲気、被写体、構図などそのトータルで静止画の写真から連想するドラマや感じ取れるメッセージ、撮影者の意図が伝わる写真を撮ることが一番大事だと思います。結論からいくと先に述べたように高いものじゃなくて、センサーサイズがAPS-C程度で、F4通しの標準レンズがあれば十分だと思います。あとはいろいろなものを活用して創意工夫をして撮影できるものをそろえればバッチリだと思います。
 次回は、カメラの設定とか実際の撮影のシーンを紹介できたらいいかな〜と思ってます。また長々と書いてしまいましたがお付き合いいただきありがとうございます。では次回もお楽しみに〜!

夏の朝〜。朝活撮影!ハスがきれいに咲いてました〜。
晴れの日でも絵になるアジサイ。透き通るような美しさに魅了されました〜。
バッタは気持ちよさそうにアジサイの上を歩いていました。

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