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ハラハラ日記:七五三

(ふだんからハラハラすることが多いので、ハラハラ日記、始めてみました。)

運動会をはじめ、イベントが多かった10月。ずっとバタバタしていましたが、今月最後から2番目のイベントである七五三のお参りが、無事に終わりました。

朝ドラ『らんまん』で主人公夫妻の長女・園子ちゃんの死と対比する形で描かれていた、長屋のお仲間・倉木家の端午の節句。七五三の意味合いを知ってはいましたが、そのシーンを見たことで、子どもが無事に5歳を迎えられるありがたさがあらためて胸にしみました。

もともと非日常なイベントでは緊張してしまう性質で、七五三のことも春ごろから気にかかっていました。ゴールデンウィークに帰省した際、「七五三、今回はできれば行きたい」と義理の母に言われて以来、緊張感が倍増(3歳のときはコロナ禍だったので、親子だけで簡単に済ませていました)。義理の両親には県外から足を運んでもらうことにもなるため、準備を抜かりなくできるか、当日何事もなく終えられるか……と余計に心配になり、この5か月余りずっと頭の片隅に引っかかっていました。

終わってしまえばどうということはないのに、とにかくずっと気が重かった。一家3人の衣装の用意、内祝いの手配、会食の会場探し。当日の身支度、神社への移動、駐車場探し、集合、肝心のご祈祷、お参り、会食、そしてお見送り……と、一通り無事に終わってほっとしています。

5歳まで無事に育ってくれたことに感謝し、ククにも「よかったね、うれしいよ」と伝えましたが、七五三って子どもにとってはどこか他人事な部分もありますね。子ども自身がこの年齢まで成長できることの幸運と意味をまだ十分に理解していないから(思い返せば、私も同じ年のころはそんなことちっとも思い至っていなかった)。久しぶりに大好きな祖父母に会えるとあって、ククも朝からずっとどこか浮かれていたうえに協力的でなく、いつも以上に事がスムーズに進みませんでした。ご祈祷の受付付近では、ご機嫌ななめで泣いてぐずっている子も大勢いました。いつもと違う衣装は疲れるし、祝詞の言葉はよく聞き取れないし、千歳飴はもらってもすぐには食べさせてもらえなかったりで、子どもたちからすれば「なんだこの行事は!」といったところでしょうか。

でも、母も父もじじばばも、みんなあなたの成長を喜んでいるよ。

七五三を迎えたご家族のみなさま、お疲れさまでございます。そして、おめでとうございます。

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