29歳♂マレーシア、台湾旅行記⑤

六日目、お昼はまたバイキング形式のカレー屋さんへ。先日とは別の豆カレーをチョイス、口内で豆がプツプツ割れる感触がたまらない。ドミトリーがパソコンを貸してくれたのでZINE制作の続きをみっちり行った後、大学生達と合流。ちょっと離れた街でマレーシア郷土料理の"ナシなんとか?"を食べてその後マクドナルドで談笑。中盤、何故か暗めのトークテーマになってしまったため、ここからはみんなそれぞれの自己肯定感をあげようとなり、自分の良いところを順番に言い合った。いざ自分の良いところを探すと難しい。大学生達は「友達の為なら自分を犠牲にできる」や「絶対やらないことを決めて生きている」など素敵な答えが飛び出すなか、自分は「毎日ベッドメイキングを心掛けている」や「食べ物の好き嫌いがない」など、どこかしっくりこない答えばかりが出てきた。あとは「中学の時に好きになったバンドが今でも好き」など言った。全部本当だから別にいいか。自分の良いところを見つけるのは大事だと思ったのと、人の良いところを見つける方が簡単ですね。気がつくと4時間くらい話し込んでしまい、15年前の中学生なら「マヂ語った、ホンマ気ぃ使わん」とmixiに投稿しているところだ。そして遂にクアラルンプールでずっと行動を共にした大学生とお別れする時がやってきた。タクシーで一緒に寮まで戻り、大学生達はそこで降りてお別れを言った。「さよならだけの人生じゃつまらない。また会おう。」と映画『色即ぜねれいしょん』で髭ゴジラが高校生達に語ったセリフをまんま真似して伝えて僕たちはお別れした。"誰と会って、誰と話して、誰とご飯食べるがが人生"そんな気がする今日この頃。結局相手あっての自分なのでは、と。ドミトリーに戻って、今朝サニーから追加で貰った毛布にくるまってクアラルンプール最後の就寝についた。

つづく

お賽銭箱でございます🙇 毎週、うな重食べたい…