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エホバの証人2世が参加できなかった学校行事 小学校編

こんばんは

私は母がエホバの証人、父はそれに猛反対する家庭で
育ってしまったのですが、私自身神の存在を感じたことは
なかったので、いわゆる「バプテスマ」という物は
受けなかったし、「研究生」といって姉妹と定期的に聖書について
勉強するというのも、拒否してきた。
でも、母に連れて行かれて集会には毎度強制参加させられていたし、
いろんな理由を付けて参加できない学校行事があった。
楽しそうな行事やイベントにはほとんど参加できなかったのですが、
今日はその中で、小学校時代のことをお話ししたいと思います。

①七夕祭り
小学校では、七夕に向けて毎年お祭りがあって
学年毎に発表するいわゆる【合唱コンクール】のようなものがあった。
毎日、歌もそうだけど、その時に言うセリフの練習もあった。
曲自体は七夕は関係ないので、歌うことは出来たけど、
当日参加出来ないので、それを先生に伝えて来るように母に
言われるのだ。

まず、信じてないのでその参加できない理由を先生に正々堂々と
言うことが恥ずかしい。
でも母は自分の口で神を信じているから、参加出来ないと
言って来なさいと毎日帰ると先生に言ったか確認された。

母に決められた期限が近付き、渋々先生に言いに行った。
理解のある先生なら、すぐ了承してくれて気が楽だったけど、
言った瞬間明らかに機嫌が悪くなりその後、
目の敵にされたりするので、クラス替えをして慣れてきた6月頃に
先生にカミングアウトするのが一年で一番憂鬱だった。

リハーサルも出られないので、教室から体育館に移動する時に
動かない私をクラスメイトは不思議に思って、行くように促して
くれたりしたけど、必ず一人はいる「あーーーあれね、あれエホバ」
と、分かってしまった空気を出す子にはその後避けられたりした。

当日は、学校の中に数人いる証人の子供達が迎えに来て、
一つの教室で待った年もあったけど、私は証人の子たちが
大嫌いだったので、一人でぼーっと聞こえてくる歌声に耳を
澄ませている方が好きだった。
証人の子たちはほぼ100%足の引っ張り合いをするので、
本当に嫌いだったし、一緒にされることが何よりも
納得がいかなかったけど、周りから見たら一緒ですよね。
浮いてる集団。

一生懸命練習しても、当日は歌えないし、
クラスの子には白い目で見られるので、6年間「七夕無くなれ」と
願いながら過ごしていました。

②クリスマス会
これはねーーー2世で育ってしまった家庭での中で一番共感して
いただけそうなイベントですね。一年で一番世の中が浮かれていて、
不幸な子なんてこの世に私以外いないのでは?と思ってしまう
キラキラな季節。
学校では2学期の最後とあって、「クリスマス会」と「お楽しみ会」を
一緒にしたイベントがあった。
めっちゃ楽しそう!しかしそれに参加できない。
しれーーーっと参加しても学校の中にも2世が見張っていて、
すぐ「告げ口」するので参加は出来ない。

七夕に続き、再び先生に言いに行くと、可哀想な子という顔をされた。
優しい先生は「クリスマス会」を取って「お楽しみ会」に
会の名前を変えて参加させてくれた。
例えクリスマスの歌を歌おうと、お楽しみ会なので、
いいよねってスタンスを取ってくれた。ありがたかった。
でもクラスメイトの中には会の名前を変えられたことに
納得いってない子もいて、その後冷たかった。

常に『白い目』で見られて大人になった。
おかげで、人の目は怖くない。
どう思われても、相手に失礼な事すらしていなければ、
全然気にならない。

クリスマスに関して私の母は小さい頃に、
「サンタはいないわ。あれは、金持ちの家のお父さんが、
枕元に置いているの。うちはお金持ちじゃないから、
絶対に来ないわよ」と幼稚園頃のまだ夢いっぱいの頃に
はっきり現実を突きつけてきた。
エホバの証人ってだけで、もうマイナスでしかないのに、
プラス貧乏 もう、どん底ですよ。

生まれてきた家は完全に間違えたと思う。
「子供は生まれてくる家を選んで生まれてくる」ということを
聞いたことがあるけど、あれは絶対にないと思ってる。
絶対に選ばない。

虐待されて亡くなってしまう痛ましい事件があるけど、
あれも絶対選んでない。
選ぶわけがない。
だからあのちょっとお花畑な人がいうセリフは全力で
否定したいと思います。

ここまで読んできただきありがとうございました。


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