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幼い頃の思い出


幼い頃、(保育園くらい?)、変なものを見た記憶があります。
夜遅く、(といっても、20時くらいかも)
母の仕事帰りに手を繋いで、横断歩道を信号が変わるのを待っていました。
ふと、気配を感じ、横を見ると…。背丈がちょうど同じくらいの、全身がくすんだピンク色の人?が佇んでいたのです!
直感的に「これは言ってはいけない」と感じた私は無言でいました。
ピンク色の人はゆらゆらと不自然に揺れています。
信号が青に変わり、私達が歩きはじめると、ピンク色の人も歩きはじめました。どれくらい、一緒に歩いたか…。
曲がり角で私達が曲がる時に、…なんと…そのピンク色の人がぎこちなく手を振ったのです!
まるでバイバイ、というように!
私は無反応を貫き通しました。
実を言うと、このへんてこりんな思い出を人に話した事はありません。
遭遇したのは後にも先にもあれっきりですが…。
あれは幼い子供だけが見える幻か何かだったんでしょうか…。

#創作大賞2023 #エッセイ部門

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