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ブラック・レイン

(以下、拙文をご容赦ください。)
今日観たのが、リドリー・スコット監督のブラック・レイン

日本公開が1989年とのことだが、初めて観た。
スコット監督は、今上映中の『ナポレオン』を制作した監督でもあり、本当に息の長い監督である。
作品名のブラック・レインは、劇中、菅井役の若山富三郎が説明していたので、意味がよく分かり、ニセ札原版の争奪戦の理解も深まった。

全体の感想は、ニューヨークの刑事のマイケル・ダグラスと日本の警部補の高倉健の友情物語のように感じたが、遺作となった松田優作の怪演?というか、その存在感が凄かったと思う。

もちろん、マイケル・ダグラス、高倉健も大変良かった。高倉健の寡黙さと、陽気さが出ていたように思う。

マイケル・ダグラスの同僚アンディ・ガルシア。アンタッチャブルの格好良さを思い出した。途中で殺されるのが、悲しい。
さらに、神山繁、若き頃の、國村隼、内田裕也、ガッツ石松なども出演

後に、スティーブン・スピルバーグ監督と結婚した、ケイト・キャプショーが紅一点で出演(他にも女優さんが出演していたが、ごめんなさい。)

最後に、マイケル・ダグラスと、松田優作の死闘場面で、松田優作が殺されるのか?と、ハラハラしたが、高倉健の警部補が、マイケル・ダグラス演じる刑事に対して、警察官としての心得を吐露していたのが、その前のほうであったためか、生け捕りにして捕まえたというのが、何となく、爽やかに、ある意味「やったね!」と感じ、この映画の救いを感じたように思う。

日米合作というのだろうか、この当時、日本で撮影するというのは大変だったのではないだろか。
また、日本での撮影なのだが、リドリー・スコットという外国の監督が撮影して、どのように日本が描かれるか興味津々?だったが、大阪を舞台にしていたが、ほとんど違和感がなかったように思う。
比較して申し訳ないが、1967年の『007は二度死ぬ』と比較すると、大分雰囲気が変わっていたのではないだろうか。

とても満足できた映画だった。
ただ、ヤクザが絡んでいたので、残忍な場面が怖かった。

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