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コレクション展「横尾忠則 水のように」@東京都現代美術館


都現美のコレクション展、最近、目録が非常に凝っていて・・・目録というより冊子というべきですね、パンフレットというかミニ・図録というべきか。

横尾忠則さんの作品の中で、ひときわ目に止まったのが、滝を絵・・・しかも1枚の絵の中に横3×縦4の12の滝・・・でも、よく見るとモチーフは同じ1つの滝みたい。
この絵を見た時、金沢21世紀美術館でかつて行われた「横尾忠則 個展」を思い出した。展示室1室、三方の壁全面に滝の絵葉書をずら〜と隙間なく縦横に並べて展示して床面は鏡面で、滝の中に自分も滝に打たれるような、飲み込まれるような、その光景をまざまざと思い出した。
  そして「Y路」・・・横尾忠則さんの個展から何年ぐらい経ってるかなぁ、10年以上は経ったかしら? あの当時、さほどインパクトを感じなかったけど、自分が60歳を越した今、改めて「Y路」を見ると、強烈だ。異世界へ誘い込まれそうな、意識が持っていかれそうな、闇の部分を強く意識させられる・・・

最近ちょっと横尾忠則さんの作品から距離を置いてたんだけど、改めてこうやって鑑賞すると印象が深まるなぁ。

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