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奥能登芸術祭2023 ひとり旅−4 :ここにそれがある安心感


最後に・・・3回目となる奥能登芸術祭
継続してそこに設置されている恒久展示作品について・・・
何かの宣伝の文句に「あんたがおるさけ、きたんや」っていう言葉があったけど・・・

芸術祭は固定の作品がいくつかあり、それを毎年見に行く楽しみがあります。
いつ行っても変わらない・・・いや、回を重ねるごとに感じる変化、この両方が楽しみなんですね。

さわひらき:「幻想考 The Butterfly Dreams」・・・前回もあった作品なんですが、今回、屋根裏部屋に追加がありました。屋根裏に上がってそこから下の会場を俯瞰する・・自分がさっきみてきたものは本当は何もなかったの?みたいな錯覚に陥る感じが秀逸でした。ここは次回は自分で見に行って心ゆくまで時間を使って浸りたいかも・・・

塩田千春:「時を運ぶ船」・・・写真を撮ってみるとあまり変化は感じないけど、実際に肉眼で見た印象・・・以前より若干「赤」が優しくなってないかなぁと。色味が優しくなったかなぁと。一緒にバスに乗ってた方でもしかして関係者?学芸員さん?って思える詳しい方がいらしたので、なんとなく聞いてみたら「そうですね、私も優しく感じた」と言われてて、それは時間が経ったということだなぁと改めて思いました。

「スズ・シアター・ミュージアム」・・・坂茂氏設計の美しいテラス、そして内部にできた潮騒レストラン、ショップなど、珠洲の外浦側の新たな拠点として発展してますね。道の駅すずなりだけでなく、この「スズ・シアター・ミュージアム」にもアートバスの発着、レンタサイクルの運営、芸術祭のインフォメーション的役割を持たせて欲しいなと思います。
理想を言えば、「道の駅すずなり」に金沢からの特急バスの発着があるから、そこからシャトルバスが「スズ・シアター・ミュージアム」に向かうようにすると、2拠点から芸術祭を回れるようになって、もっと人の動きが多様になるんじゃないかと。
南条嘉毅:「余光の海」&阿部海太郎:「光の方舟」の音風景・・・この映像インスタレーションはやっぱりすごく素敵・・・でも、どっちかというとやっぱり夕方に見たい作品でもあるなぁ。室内で見るんだけど、時間帯って大事かも。

山本基:「記憶への回廊」・・・5月の珠洲の地震のときは「さすがに今度こそ、基さんの作品、やばいよ」とめっちゃ心配しました。作家さんも「さすがに・・・今回は・・・と思った」と言われていたけど、無事だったと・・いやぁ塩も塊になってると強いなぁと感心しましたが、実際に自分の目で見て、その白さ、塊の強さに心打たれました。とはいえ、やっぱりちょっと反ってるかも?とも思いました。これは一緒に作品を見ていた人も、違う日鑑賞してた「まるびぃ仲間」の人も「ん?もしかして反ってる?」と感想を書かれてたので、やっぱり、揺れの影響は受けたのだと思います。

ひびのこづえさん・・・今回初めて「衣装を着る」体験してきました〜
なんだか草間彌生さんのかぼちゃの作品を着た・・っていう感じがしたなぁ。前回はコロナ禍のため、着る体験がなかったように思います。

最後に「食レポ」とお土産について
「道の駅すずなり」からほど近い、人気のうどん店「のんち」
なぜか讃岐うどんなんですが、月曜日の早めの時間帯にも関わらず列ができてましたが、噂に違わずおいしかったし、ボリュームもたっぷり。コシのあるうどん、実に嬉しい!!

「すず弁」は安定の美味しさ!! 今回はお弁当なのに「もずく」が入ってて、驚き!でした。

今回の「奥能登芸術祭グッズ」、デザイン的にもすごく満足のいくものでした。センスが良くて身につけてても注目されるおしゃれ度高し!でした。

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