私にとっては、遥か遠い人。
私なんかが、想うこと自体が、おこがましいほど、みんなに愛されてる、素敵な人。
とっても、輝いているひと。

もう好きになって2年になる。

その人は、優しくて、正直で、苦手なことがたくさんあって、でも強くて、ちょっと頑固で、
言葉数は少ないけど、文章や絵で語らせると、無類の表現力を発揮する人。


好きになった、最初のころは、初めていだくこの感情に「なにこれ」と、かなり戸惑った。



いままでも、人を好きになったこともあったし、恋愛もした。

でも、こんな感情になったことなかった。

恋愛感情に似てるけどちがう。でも、子を思う親の気持ちでもない、友情でもない、それ以外の気持ち。

いままで持ったことのない。新しい気持ち。

その人が微笑んでくれるだけで、苦しいことも忘れて、私も笑顔になる。

その人が、私の名前をよんでくれるだけで、大喜びして、ドキドキしてしまう。

もしその人が、わたしのことを少しでも想ってくれたら、きっと、もう死んでもいいって思えるほど。


大好き


その人の存在が辛い現実を生きていく、糧になっている。



でも、最近その人が体調を崩したことを聞きいた。

不安になった。

「大丈夫かな、心配だな」

いてもたってもいられず、



モニター越しで、会うことにした。



でも、その人はやはり体調が戻らず会えませんでした。





ズーン



落ち込みました。

いざ会えないとなると、ちょっと、ショックでした。

しばらく
布団に横になり、色々考えました。

「会いたかった。でも大丈夫かな…元気になるのにどれくらい時間かかるだろう」


考えてもわからない

どうしたらいいか
心配だけど、不安だけど、





「何もしてあげられない。」という現実




家族なら、90%以上フォローできる。恋人なら、80%、友達なら60%ぐらい？
なんらかの、支えになれる。

でも、その人には何もできない。
99%支えにはなれない。


こんなに助けたいのに、なにもできない。大事な大事な宝物のような人なのに。私にとって、生きる糧なのに、世界に1人しかいない存在なのに。
何もしてあげられない。


その人を苦しめる、全ての物を焼き尽くしたい気持ちになる。




陰鬱に考えていたら、その人から、全ての私と同じ思いをしている人あてにメッセージが来た。




いつもと変わらず、優しい文章だった。

隙間の空いた文章は、気持ちを絞り出して、書いているようだった。

丁寧なお詫びの言葉と、今でも大切に思っているということ。笑顔になるまでの時間が欲しいと言う内容だった。

気持ちが痛いほど伝わってきた。




その人も、私達と同じ弱い人間だ。だれかの支えなしでは、すぐに壊れてしまう。


辛い現実に向き合わなければならない時に、何かにすがって生きている。

たとえそれが仕事で「お金をもらってるんだから」論でいうのならば、感謝されずに、誰にも守ってもらえずに生きることが、どれほど孤独で辛いか。


人はそんな風にできていない。

なぜなら、人は最初から世界の不安に対して、対抗するすべとして、群れていきていることを選択した生き物なんだから。

すがって生きて何が悪い。なにも悪くない。


そう思うと、何もしてあげららない99%の残り1%が、私のその人を、つなぐ救いだ。


捨ててはダメだ、その1%に思いをこめるんだ。まだやれることはある。その人も1%にすがって生きてる。

そう思うと、

また、励まされてる気がした。
涙がでてきた。

勇気をくれて、踏みとどまらせてくれる。




ほんとに優しい人




好きになってよかった。