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好き嫌いの感情

中学生の頃、家庭科の女性教師から、私はすごく好かれていた。
40代ぐらいの、独身の先生で、今思うと、好き嫌いは激しかったかもしれない。
当時の私は太っていて、勉強も運動もさして出来るわけではなく、自分に自信がなかったので、何故こんなに好かれてるのか疑問だった。
ある時、彼女の言った一言で、なぁんだ、と思った。
「弟の子に、そっくりなの!」

しかし、誰かに良い印象を持つのは、そんな些細なことがきっかけなのかもしれない。
昔の少女漫画では、最悪の出会い方をして、お互いに嫌いって思っていたのに、だんだん好きになっちゃうってパターンもあって、それはそれでいいなぁと思った。

若い頃は、嫌いになると全部嫌だ!という感じだった。
好きも嫌いも、過剰だった。
エネルギーがそれだけあったし。
今は、嫌うのも、疲れるのだ。
なるべく、全部嫌だと思わないで、まぁ良いところもあるよね、という部分を残しておく。

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