アリシア

文章を書くのが好きです。 クリスチャン。介護職。懐古趣味。 エッセイ。

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最近の記事

ふるさとに帰る

私は若い頃、機関銃のように喋っていた。 エネルギーもあったし、友人たちに伝えたいことが沢山あったのだろう。 そして、誰かと繋がってないと不安だった。 誰かとずーっと繋がってるなんて不可能だし、人間は所詮一人なんだと思う。 子供は、いつも自分のことを見て欲しいし、いつも自分の話を聞いて欲しいと思っている。 そのまま大人になったような人もいる。 そういう人は、相手をしてくれる誰かを常に探しているし、心が満たされることはない。 24時間無休で、自分に付き合ってくれる人間なんていな

    • 最近のお買い物

      昨日は、夕方、買い物に出かけた。 久しぶりに、ファッションセンターしまむらへ。 楽な下着と、5本指靴下、仕事用のジャージのパンツ、Tシャツ、カゴバッグなどを購入。 その後、マツキヨへ。 洗剤の詰め替えや、白髪染め、シミが気になるのでコンシーラーなども購入。 濃いシミが目立つようになり、様々なコンシーラーを試してきたけど、なかなかしっくり来るものがなくて、でも今回買った色はいい感じ。 歳を取ると、こういうものが必要になるんだなぁと、しみじみ思う。 若い頃は、年配の方から、白

      • 天の御国が近くなった人

        私の所属してるキリスト教のグループの名誉牧師なる年配の牧師先生が、時々うちの教会でも説教をしてくださる。 たまにしか会わないので、先日お見かけした時、年を取られたなぁと思った。 初めて先生を見たのは20年前なので、それはそうなのだが。 その先生の働きは偉大で、私のクリスチャンの先輩も、すごい先生だと言っていた。 でも、現役でバリバリ働かれてた時の先生より、天の御国が近くなって、現役から退かれた今の先生の方が好きだなぁ、と言っていて、深いなぁと思った。 私は仕事柄、日々高齢者

        • しがみつく所

          職場に、ネパールの若い女の子が入職した。 ネパール。 エベレストの国。 介護って大切な仕事だと思うんだけど、日本人の若い人は、なかなか入ってこない。 大変さもあるし、お給料も他の職種より安いからなのか。 先日近所の公園へ行ったら、高齢者と職員の団体が来ていて、職員は殆ど外国の方だった。 私の職場も、半分は外国の方たち。 文化も違うけど、一緒に働くことになったのは何か意味があると思うので、協力して働ければいいなぁと思う。 昨日の帰り、利用者さんとネパールの子が二人で話して

        ふるさとに帰る

          最近のこと

          先月までは時短勤務でしたが、今月からフルタイムで働いています。 三ヶ月も休職していたので、身体が疲れますが、仕事自体は楽しいです。 働けることは当たり前ではないし、感謝しながら働いてます。 通勤では、年末に買ったC-C-Bのアルバムを聴きながら運転してます。 アルバムの中にも良い曲が沢山あるし、メンバーが全員歌えるんですよね。 ハーモニーが美しくて、聞き入ってしまいます。 「空想Kiss」という曲が好きなのですが、関口さんが歌ってるバージョン「空想Kiss2」もハマりそうで

          最近のこと

          80年代を懐かしむ

          ふてほど(ドラマ「不適切にもほどがある!」)が終わってしまった。 彼に薦められて、毎週楽しみに観ていた。 80年代は、好きな時代なので、面白かった。 確かに、現代では考えられないようなことが普通に行われていた時代でもある。 中学生の頃、体罰は当たり前だったし。 それでも私は、あのバスで、80年代に行ってみたい。 そして、セーラーズのコラボトレーナー、番組が終わってすぐの時間に販売されたのだが、1分で売り切れて、私は買うことができなかった。 再販してくれることを願うばかり。

          80年代を懐かしむ

          お花見がしたい

          今日は、ザーザー振りの雨の中、花粉症の薬を貰いに行った。 先生に「いつもより、一ヶ月遅く来ましたね」と言われて、来年はなるべく早く行こうと反省する。 花粉症は、いつからだろう。 私の記憶では、22歳ぐらいから。 当時、最寄りの駅の近くの靴屋で働いてて、春になると鼻水が止まらないなぁと思った。 有線放送から、小室哲哉の作った曲がよく流れていた。 NIKEのエアマックスが流行っていて、どこも売り切れだったけど、時々お店にも並行輸入のものが入荷したので、社割で買って履いていた。

          お花見がしたい

          命綱のようなもの

          今日は、午後から仕事だったのですが、朝、味噌汁を作っていたら、台所で倒れてしまいました。 熱も少しあって、風邪っぽくもあり、花粉症も酷いし、貧血もあったのかな。 なので、仕事は休みました。 先週末、新しい利用者さんが入居されて、「帰りたい」の一点張りだったので、その後どんな感じなのかも気になっていたし、三ヶ月も休職していたから、働けることが本当に嬉しいです。 でも、身体がなかなかついていかなくて、もどかしい気持ちもあります。 身体が辛い時は、休むしかないですね。 今は、グ

          命綱のようなもの

          中学時代

          甥っ子が中学を卒業した。 ついこの間生まれたような気がするが、もう高校生になるのか。 弟が、卒業式の写真を送ってくれた。 見ていてビックリしたのは、担任の男性教師が若くて袴姿だったこと。 生徒一人ひとりにメッセージをくれたようで、甥っ子宛のものも一緒に送ってくれた。 名前を呼び捨てで呼んでいた。 私たちの頃には考えられない距離感である。 自分の中学時代を思い出してしまった。 私の担任も、若い男性教師だった。 恐らく彼も、青春らしいことをしてみたかったに違いない。 しかし、私

          神様のサプライズ

          気づけば、3月だ。 いろいろあって、12月から休職していた。 もう、働いていた職場には戻れる気がはしなかったのだが、環境がどんどん整えられて、今月から復帰して働いている。 この不思議な展開は、神様だと思っている。 神様は、いつだって、私の想像以上のことをなさるのだ。 上司も、ビックリしていた。 私は、ギリギリまで頑張った。 壊れそうになりながら。 そして、私が力尽きた時から、神様の力が働き始める。 私が休んでいた3ヶ月の間に、神様は、神様のやり方でずーっと働かれていたのだ

          神様のサプライズ

          東京

          昨日の朝、用事があって、新宿の辺りをタクシーに乗っていた。 窓から外を眺めると、いろんな形のマンションがぎっしりと並んでいて、この窓の向こうに、誰かが暮らしているんだと思うと不思議な気持ちになった。 駐車場の料金も、私の住んでるところとは違うので、家賃も高いのだろう。 新宿に住んでるってすごいなぁ。 若い頃は、東京で暮らすことに憧れた。 私が求めているものは、全部東京にある気がしていた。 でも今となっては、それが間違えだったと思う。 椎名林檎の「丸の内サディスティック」じゃな

          地下室のゴミは宝に

          よく、人のマイナスばかり見る人がいる。 残念なところに、よく気がつくなぁと思う。 「あの人素敵だよね」 「でも、こうだよ」 だからどうなのだ。 あの人が素敵なのは、変わらない。 人の良いところを見つけるのが、得意な人もいる。 そういう人の傍にいると、安心する。 神様と出会う前の私は、いつも自分にバツをつけていた。 もっともっと頑張らなくてはダメだと思っていた。 だけど、何を頑張ればよいのか、よく分からなかった。 自分がダメなのは分かっていたけど。 神様は、私の中の、ど

          地下室のゴミは宝に

          花束を贈るような気持ちで祈る

          生きていると、理不尽なことはある。 嫌がらせをされたり、大人の世界にもイジメは存在する。 社会に出てから、実にいろんな人間を見た。 親切にされたり、意地悪をされたり。 私の前を、通り過ぎていった人たち。 私は、聖書の中の、 人は種を蒔いたら、必ず刈り取りをしなければならない という言葉が好きだ。 良いことも、悪いことも、何かをやったら、その後始末もセットなのだ。 刈り取りの時期は、必ずやってくる。 悪いことの場合、後になればなるほど、辛いような気がする。 そして神様

          花束を贈るような気持ちで祈る

          答えを出すのはまだ早い

          クリスチャンになって、もうすぐ20年になる。 30歳の時、洗礼を受けた。 家族にクリスチャンは一人も居らず、キリスト教とは関係ないところで生きていた。 大学は仏教系の学校だったし、先祖の墓はお寺にある。 そんな私が、キリスト教の神様を信じているのだから、不思議だ。 最近は、神様を疑うようなことはなくなってきた。 私に、酷いことが起こっても、それはそれで落ち込んだり、傷ついたりするけれど、全体が分からないので、すぐにどうこう言えないなぁと思うのだ。 例えるなら、良い上司は、

          答えを出すのはまだ早い

          好き嫌いの感情

          中学生の頃、家庭科の女性教師から、私はすごく好かれていた。 40代ぐらいの、独身の先生で、今思うと、好き嫌いは激しかったかもしれない。 当時の私は太っていて、勉強も運動もさして出来るわけではなく、自分に自信がなかったので、何故こんなに好かれてるのか疑問だった。 ある時、彼女の言った一言で、なぁんだ、と思った。 「弟の子に、そっくりなの!」 しかし、誰かに良い印象を持つのは、そんな些細なことがきっかけなのかもしれない。 昔の少女漫画では、最悪の出会い方をして、お互いに嫌いって

          好き嫌いの感情

          いつ出会うか

          付き合ってる人は、わりと近所に住んでいる。 私たちが出会ったのは、40歳を過ぎてからだった。 それまでに道のどこかで、すれ違ったことぐらいは、あったのかもしれない。 学生時代の思い出を話すとき、私は妄想する。 もし、若い頃に出会っていたら・・・。 点と点を結ぶように考えてみるけど、その線は決して交わらないのだった。 恐らく、若い私たちが会話をしても、お互いに惹かれ合うどころか、喧嘩になっていたんじゃないか、と思う。 それくらい、若い頃の私は生意気だった。 彼も、今よりもずっと

          いつ出会うか