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わが家のお小遣い事情

長女にお小遣いとして初めてお金を渡したのは、
年中さんの時。


きっかけは幼稚園の集金。
小銭を用意しているときに興味を持った。
何円玉が何枚必要なのか、なにをするために払うお金なのか、払わなかったらどうなるか、いろいろなことを質問された。

買い物の時も「お店の人にお願いしますってしたい」「お金渡したい」と言うことが増えたので、小銭入れとおこづかい帳を贈呈。



お手伝いを通して出来ることが増えたらいいな、という想いもあり
『手伝いをしてシールが集まったらおこづかいをもらえる』というルールにした。

カーテンを開ける、靴を並べるなどの
簡単な手伝いでシール1個。
洗濯物を畳む、食器洗い(一緒にやるけど)など、少し難しいことはシール2個。
10枚たまったら50円GETできる。←ケチw


長男も幼稚園に入ったころに興味を持ち、やりたいと言うので開始した。

シールを貼っていく台紙も
最初こそ私が作っていたが、自分たちで書くようになり楽しそう。


園児の欲しいものは、大抵100均で見つかるから助かる。
おもちゃやシールも売ってるのに、なぜかいつも文房具を手にする。折り紙や自由帳など。
家族みんなで使うものが家にあるが『自分専用』が欲しいらしい。
自分で買った方は、大切に使っている。



このおこづかいルールは、個人のペースで手伝いができるのが良いところ。
頑張れば頑張った分だけお金がもらえる。
でも、欲しいものがなかったり
やる気がないときは、全くといっていいほど手伝いをやらなくなる。
少しずつ出来ることは増えていくけど、手伝いの習慣化はできない。


ということで、長男も小学生に上がった時点でルール変更。1ヶ月で集計することに。
納得しなかったら変更するつもりはないので、おこづかい会議を開いた。

「会社で働いてたら、月に一回給料日っていうのがあるの。パパは毎月、給料日に働いた分のお金を会社からもらえるんだよ」と説明すると
イメージがついたみたい。
手伝いの回数で金額が上がっていく。
15回、20回、25回、30回……と。
例えば、1ヶ月間 毎日1つ手伝いが出来れば(30回)200円。←ケチw
別に毎日しなくても、できる日に3つしても良い。
(良いんだけど、出来れば毎日して習慣化できたらいいな)


旧新どちらのルールが良いか2人に問うと、『区切りがあった方が、やる気でそう!』という理由で新ルール採用。

毎月、月末が給料日。
とりあえずやってみて嫌だなってなれば元のやり方に戻してもいいし、別のやり方を新しく考えてもいい。


ついでに、給料の使い方の説明も。

「パパが働いてくれて会社からもらったお金で
家のお金を払ったり、学校に払ったり、食料品を買ったりするわけ。もっと言えば、電気とか水が使えるのも、給料からお金を払ってるからよ」


長女・長男「へー。そういうことね!」「電気とかもか。すごいー」

「だから2人も欲しいものがあれば、自分の財布の中身と相談して好きに使えばいいよ!もし足らなければ、お金を貯めてから買えばいいし。」

少額の小遣いでは到底貯められそうにない高いものであれば、ひとまず相談してもらうことにした。


  • 自分で使うお金→自分が欲しいものを買うため。

  • 貯金→いつかのために備えておく。

  • 人のために使うお金→家族や祖父母へのプレゼントなどに。寄付も良いかも。


ざっくり3種類に分けると良いよ、と使い途も説明。
ほうほう、なるほど、と真剣に聞く2人。

長女「とりあえずいっぱい貯めてから何か買いたい!」
長男「今、欲しいものないから貯金しよーっと」


「家で食べるお菓子とか、学校で必要なものは
買ってあげるから言ってね。」

金額設定がケチな理由はこれだ。


プレゼントは、誕生日とクリスマス。
2人とも物欲がそれほどないので(私が買わないと言ってるので諦めてる⁈)年2回で間に合っているみたい。
長女なんてクリスマスは『サンタさん、プレゼントはおまかせコースでお願いします♡』って手紙に書くほど。
これが何年続いているか。
毎年、サンタは困ってます…( ̄▽ ̄;)



継続は力なり。


給料制に変更し、まもなく1年。

最初の3ヶ月ほどは、2人ともいろいろな手伝いに挑戦し、どれが苦にならず出来るか、楽しく出来るか試していた。
このお手伝いは向いてるな、こっちは苦手かも、これは好きだけど毎日は無理だな、とやっていくうちに得意・不得意がわかってきたみたい。

長女は、洗濯物を干すのが好き。
長男は、布団敷きが好き。
それぞれ得意や好きを見つけて、毎日続けてくれている。
毎日することで定着したので、これは2人の仕事みたいになってきている。(習慣化できて嬉しい✌︎)
手伝いに限らず、大人でも毎日続けるのって意外と大変。
でも習慣になってしまうと、そんなに苦じゃない。
…ってことに気付いてくれているかはわからないけど、毎日当たり前にやってくれているのはすごい成長だ。

バラつきはあるけれど、2人とも毎月150〜400円稼ぐ。
使い道はメモ帳やガチャガチャなんかが多い。
自分で稼いだお金なのでよく考えて買っている。
金銭感覚も少しついたように思う。


「可愛いから欲しいけど、この前お金使ったから今日はやめとこ」ってな感じの時に、
「本当に欲しかったら買ってもいいんじゃない?次来た時は無くなってるかもよ?」と言うと、
しばらく考え「同じようなの持ってるからやっぱり要らないわ」と考える力もついている。
文房具でもまだ残りがあるなら買わない、最後まで使い切ってから買う。これも良いこと。



長女は、ばぁばに誕生日プレゼントを贈ったこともある。(長女が決めた予算が低くて探すのに一苦労)
自分のお小遣いを使って、人を喜ばせたり感謝されたりする経験も大切。
良いお金の使い方が出来たわ!と長女も満足していた。


正直なところ、小学生のうちはお小遣いはいらないかな、とも思っている。
だからまだ定額では渡していない。
定額で欲しいと要望があれば考える。年齢が上がって交際費なんかが必要になってくるかもしれない。その時はまた、おこづかい会議を開こう。


手伝いをすればお小遣いがもらえる、という方法が良いかどうかもわからない。

でも今は、たとえお小遣いのためであっても
家族の一員として、手伝いを通して協力して欲しいと思っている。


自分のことは自分でできるようになって欲しいし、気付いて自分から動ける人間になってくれたら最高だ。



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