嫌な言葉が思い浮かぶたび、わたしはわたしを嫌いになった。 それを口汚く叫んでみたら、わたしはわたしを好きになった。 そうだ、声を張っていこう。
なんだ、やっぱりおまえだけか。 明日はちゃんと干してやるから、いつまでもわたしを包んでくれ。
見渡す限りの銀世界に しんしんと降りつもる静けさ。 何よりも 肌で感じる美しさに 全身で圧倒される。 歩いても 立ち止まっても つめたいのにあたたかい空気が 体の隅々まで行き渡って 外からも内からも、溶け合っていく。 そんなことを感じていられるのは お家に帰れば あたたかい部屋やお風呂があるからで あたりまえみたいな幸せに、包まれていることを思い出す。 冬。さむくてあたたかい季節。
徳島にある泊まれる本屋さん 「まるとしかく」に泊まった。 あたたかい部屋で 本に囲まれて コーヒーやらを飲む 穏やかで、豊かな時間。 そして 店主さんとのたわいない会話。 「この人には世界がどれだけ美しく見えてるんだろう、と思って。なんか好きなんですよね、岡潔」 と言いながら大学時代を少しだけ思い出したり 「しんどいときほど、それが一生続くって感じるの、なんででしょうね。そんなわけないはずなのに」 と感じるままに話したり。 空っぽに冷え切ってなんにも感じなくな
関係において大切なことは、 波長と尊重。 恋愛も、友情も、仕事も。 互いの空気が溶け合うと同時に、 各々の時間や存在を生かす。 それが心地いい。 2つの黄身を溶きまぜない。 柔らかいからつぶさないように。 黄身が2つに白身が1つ。 そんな関係がいいよ。 2019/01/19 24歳メモ
かんじょうをたどること ていねいに ていねいに はやくもなく、おそくもなく ただその人のきもちを かんじていること ちかすぎもせず、とおすぎもせず ただおたがいのそんざいを、たいおんを かんじていること さびしくなったとおもっても じぶんでたてること かすかにかんじる わたしのまんなかに じんわり なけてくる
生まれてこの方、結婚願望というものを抱いたことがなく、私はこのまま独り身で一生を終えるのだろうとなんとなく思って生きてきた。 その気持ちが少し変わり始めている。 いろんな人と関わってみても、親しくなっても、楽しく過ごしてても、ふと現実にかえると私は部外者。 いつも外側にいる。 森に来てから、そんなことを感じる瞬間が何回もあって。 あれ、寂しいかも。と思った。 そういえば、小学生の頃から人に隙を見せてはいけないとなぜか思いこんでたから、家を一歩出たら心は完全武装。
京都旅行が決まってから、お香めぐりたいなあってことだけは心の中にあった。 その望みが叶ってみると、 お香は癒しと美が溶け合うアートで 私の心をときめかせた。 お家に帰って、京都の陶器屋さんで出会った清水焼の香炉とともに、サンガインセンスのお香を焚く。 「お香そのものではなくて、煙と空気が混ざり合った香りを楽しむんです」 店主さんの言葉を頭に浮かべながら香りを感じてみる。 煙が上の方へあまりにも美しく漂うのでつい時間を忘れてしまう。 時間が消費されていく現実のなかで
私には7年間付き合った彼がいて、その人はうつ病になった。 最後は 「付き合っていると幸せにしたいと思ってしまって死にたくなる」 と言われたので、別れた。 優秀な優しい人がうつ病になるような会社も世の中も価値がない そんな怒りと悲しみがずっとあったけど 結局、私が何もできなかったことを人のせいにしていただけだった。 私は人のためになれない人間だから。 ある友人は、ある日母親が家から出て行ってしまい、母親を憎んでいた。 ある友人は、彼氏からDVを受け、首にあざを