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【ネタバレ考察】映画『ドント・ルック・アップ』「これがアメリカの現実なのか(笑)」「コメディ映画最高傑作!」

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ネットフリックスはやっぱりすごいと思った映画です。こんなに馬鹿げた映画を世界に配信する勇気に拍手を送りたいです。

本映画『ドント・ルック・アップ』は完全にアメリカけなしています。自虐的を飛び越えているのです。製作スタッフ、出演者のほとんどはアメリカ人です。

その彼らが自国のこと、自国のリーダーを思いっきり笑い者にしているのです。本当にお腹を抱えて笑ってしまいました。

実際問題、地球に彗星が衝突することがわかったら、わたしたちはどうするのだろう?と考えてみました。わたしはきっと「諦めます」

衝突までの数日間はきっと働かないでしょう。逃げ惑ったりしないと思います。なぜなら、みんな一緒に死ぬからです。ですから好き勝手に生きると思います。

と考えると本映画『ドント・ルック・アップ』で描かれていた能天気なアメリカ人と同じ部類の人間になります。

さて、本映画『ドント・ルック・アップ』を真面目に評論するのであれば、「人間は一度手に入れた名声・地位・名誉は絶対に失いたくない」生き物なのです。

嘘を繰り返してしがみつく習性があるということを如実に表しています。それはSNSがもたらす評価格差によって成り立つ社会に対しての警鐘だと言えます。

そしてSNSの頂点に君臨するのは、好感度がすべてである「国のリーダー」であると明言しています。

国のリーダーは決して、国民や国のため、ましては世界のことなどまったく考えていないのでは、と思わせるところに、却って「ちゃんとしたリーダーを選ばなければ!」と思わせるのです。

本映画『ドント・ルック・アップ』をアメリカ国民はどう評価しているのかが知りたくなってきました。とっても面白い映画でした。



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