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37年前のホームステイ、大好きだったホストマザー

18歳の頃アメリカ西海岸の小さな町にホームステイしました。ずいぶん昔のこと。今のように電子メールとかなくてお手紙のやり取りをしていた時代。

何度か娘も連れて、遊びに行ったり、ホストシスターが日本に遊びに来たり、交流はずっと続いています。

一昨年、大好きだったホストマザーが病気で亡くなられました。コロナでアメリカに行くことができなかった最中の出来事でした。

今年の春、ホストマザーに会いにアメリカに行くことが出来ました。ホストマザーのソーイングルーム。大切にしておられたお庭。一緒に並んで料理したキッチン。まだそこにホストマザーがいるようなそんな場所。ソーイングルームは、そのままの状態にしてありました。

ソーイングルームのロッカー
かわいいものがたくさん
お母さんの字で綺麗にラベル
中には整理整頓されたパッチワーク用の布
種類別にファブリックが綺麗に納められてます
ここで作業してるお母さんを想像出来ます
明日にでも続きをするかのようにそのまま
お母さんの大好きな庭
一緒におしゃべりしながらお庭を歩いたなあ
かわいい赤いお花
お母さんがすぐ向こうにいるような
何時間でもここに立っていたくなるお庭

たくさんの布はもういらないからお父さんが処分するから、欲しかったら持って帰っていいよ、ホストシスターたちは誰もソーイングしないから、あなたが使いなさい。と言ってくれました。全部持って帰りたかったのですが、
時間をかけて選んでスーツケースに入るだけもらって来ました。

お庭で、泣いていたら、ホストシスターが黙って抱きしめてくれて、一緒に泣いて、お母さんにさよならしました。

2023年にしてよかったこと1番かなあと思っていることでした。

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