人は1人では生きていけない。だって、さみしいから。
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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけにその年の12月からブログを始めて、それからブログ更新してきました。しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。
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【 今日のトピック:1人はさみしい 】
今の時代を表す言葉は、間違いなく、「スマートフォン」でしょう。
常時インターネットに接続している手のひらサイズのコンピュータを、常に携帯していることが「当たり前」になっているのが、この時代の特徴です。
こういった「スマホ」時代では、スマホの画面を通じて、色んな人の「キラキラした日常」を毎日否応なしに目撃することになります。
僕も、Instagramを見ていたら、キラキラした女の人や男の人に、毎日毎日何人にも出会います。
でも、誰もが、そんな「キラキラ」になれるわけではありません。キラキラを手に入れることができるのは、一部の人間だけで、凡人は、毎日毎日、人生の時間のほとんどを労働に消費させられ、休みの日も、仕事の疲れを回復するのに消費させられ、その結果、自由な時間はほとんど残らず、せっかくの若々しい時間も、消滅していきます。
しかも、今だに、日本では、終身雇用が幅を利かせていて、労働市場は流動的ではありません。つまり、転職が難しいのです。
そうなると、偶然入社した会社にしがみつくのが合理的になり、60歳の定年まで働き続け、定年になったらポイッと退職させられ、残り約30年の人生を、お金の心配をしながら生き続けることになります。
死ぬまでの途中で、苦しい病気になったとしても、安楽死することもできません。「死なせてくれ」と嘆いても、死を手助けすることは犯罪なので、誰もそんな手助けしてくれません。
人生に絶望して、どうしても死にたくなったら、首を吊ったり飛び降りたり焼身したりして、むごい自殺を実行するしかないんです。
書けば書くほど、この日本の底でうごめく闇が見えてきます。とはいえ、そんな日本で生きて行くしかないんです。なんとか、自分の人生に折り合いをつけていく必要があります。
おそらく、自分の人生に折り合いをつけるために、いちばん必要なのは、人間関係です。
人間関係は、悩みのタネでもありますが、だからといって、人間関係なしで生きていくことは、ほぼ100%ムリです。
ヒトという生物は、他人なしでは生きていけないほど徹底的に社会的な動物として進化してきました。バッタやコウロギなどの虫が、群れではなく単独行動で生きるのと同じように、ヒトという生物は、コミュニティを形成して生きる習性があります。
この「習性」は、「さみしい」という感情が備わっていることから説明できます。ヒトは、他の誰かがいないと「さみしい」というマイナス感情を抱くように進化してきたんです(「さみしい」という感情が抱けない個体は、はるか昔に淘汰されてしまいました。)
今の時代は、「さみしい」という感情は、邪魔で邪魔で仕方ありません。「さみしい」なんて気持ちがあるから、1人がイヤだって思ってしまいます。今の時代では、1人でも生きていけるのに、進化の過程でインプットされた「感情」という本能のせいで、1人で生きていくのが、非常に難しくなっています。
だからこそ、自分以外の誰かと、話す場が必要です。自分から出会いを求め、物理的に(=オフラインで)顔を合わせて、話をすることなしに、僕らは生きていけないのです。
それを、若いうちから意識しておく必要があると思います。
人は1人では生きていけないことを正面から受けとめるのが、今の時代に求められているのかなと思います。
それではまた次回!・・・↓
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