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ああ、楽しいオンライン目利きの話

こんばんは。ルカです。古物商になろうと思って、数日間オンラインで買い付けをしてみました。クラウドファンディングも始めたので、よかったらみてね!ということで、今日は買い付けの話をします。

タイトルにもある通り、楽しいよオンライン目利き… 幸い、少し漆の知識があるため、なんとなく目利きっぽいことを始めることができています。反物もちょっとやってみましたが難しいですね。ちなみに、漆と反物を選んだのは輸送が楽でかつ在庫がかさばらないからです。

まずは、漆を買うか考えるときに見ることから行ってみよう。

1. 値段が高すぎないか
高いと買い付けの意味がありません。オークションとかだと、盛り上がって値段が跳ねていることがある。安く買おう。
2. 傷ありの記述がないか、実際本当に傷がないか
よく見ると剥がれがあったり、歪みがあったりすることがあります…珍しいものだと目をつぶってもいいときもあるのかも。ただそんな器用なことができるレベルまでは全然まだ行ってない
3. 本体にシールが貼ってあるかないか
いくら状態のよい漆器でも、年代物でシールが貼りっぱなしだと剥がれたときにシミになってたりする。また、本体にシールが貼ってあるのは安いということでもあるので、買わないのが無難かも。
4. プラスチックか木か
プラスチックの方が軽くて良いことも多いけど、やはり木の方が質が良い。可能であれば木の素地のものを買いたいところ。
5. 手塗りか型押しか
よく見るとわかります。型押しのものは、絵の縁が若干ギザギザになっていたり、少しずれつつ同じ柄をリピートしていたりします。
6. よくあるデザインかどうか
見ていると、よくあるデザインかどうかだんだんわかってきます。よくある図案は型抜きだったりもするので、あんまり急いで買わなくてもいいかもね。
7. 手塗りの具合はどうか、螺鈿や沈金は上手いか
ここまでくると結構難易度高め。手塗りや螺鈿、沈金等の技法が美しく施されているか確認します。ガタガタだったり、はみ出ていたり、好みじゃなかったりするものは、買わなくてもいいかもしれません。
8. ときめくアイテムかどうか
最終判断は、自分が欲しいかどうかでしょう!!ノーマルなラインナップを集めるのもいいですが、自分の好みを出してもいいんじゃないかな〜?(まだ売ってないから、需要踏まえた意見じゃないけど〜)

そんな感じです。まだ販売まで持って行ってないので、あくまでも中古品を買うための現状のメソッドとして、見ていただけると面白いかもしれない。ちなみに漆器に比べて、反物は何が難しいかというと…

・物量が多く単価が決まりやすい
・マーケットが大きく、すでに業者がたくさん入っている分野である
・漆に比べて知識を持っているユーザーが多い

結構、市場として成熟してるので、オンラインでの仕入れも難しいし、価格破壊が起こっている瞬間も見つけづらい感じがします。

ところで今回、いくつかのフリマサイト・アプリを一週間ほど使ってみました。結構、サイトごとに使いやすさ・傾向に差があったので、それもお伝えしてみます。ただ今回、漆と反物しかみてないので、他のカテゴリも同じかはわかりません^^

メルカリ
意外と一番使いづらい!ユーザーに売る気があるので、安い値段で良心的なものを狙っていくといいかも。(でもそれってあんまり面白くはないかも)
ヤフオク
王道。いいものがいっぱいあって高い。適正な値段がつきやすい。輪島塗、とかちゃんとキャプションが入ってると高くなるので、情報少なめなものを目利きした方がエンジョイできる。この勝負の場で、あえて即決価格のものを狙っていく裏技もありです。いいものあるよ。
ラクマ
送料混みで良心的な価格設定が多い。フレンドリーな感じ。ちょうど良きものはだいたいここで揃う。掘り出し物探しやすい。基本的なものは、ここで探してもいいかも〜
ジモティー
スーパー価格破壊が起こりやすい環境。掘り出し物ある。飛び道具感がありますね。ただ、引き取りが多いので若干めんどくさい。目当ての商品数少ない。対人要素が強いので、面倒な人は面倒かもしれない。画像が粗かったり、情報が少なかったりするのが、目利き的にはまた面白いところだったり。

ちなみに、どのサイト・アプリでも、SEO的に失敗してそうな検索ワードで探すとたまにいいものがあったりします。他におすすめのサイトがあれば、ぜひ教えてください!

自分的にやってるうちに、成長してきたな〜と思うところは、以下の通りです。このあたりの感覚をもう少し突き詰めていけば、いいものばかりを捕まえるのも夢ではないのかも?わかんないけど。
・どこ塗りかわかってくる
・特殊なデザインがわかってくる
・相場がわかってくる
・業者のことがわかってくる

ちなみに、大正時代とかのアンティーク品も探せばあるみたいですが、私は昭和メインなので、そこまで深掘りするつもりはあまりないです。また、高い輪島塗や〇〇紬とかもたくさんあるのですが、高いものを買って良いものであるのは当たり前だし、高いお金を出すなら新品でいいのかもな〜と思います。作家ものはまた別の知識が必要なので、まだまだ手には負えません。

そんな感じの感想でした。ある程度、お試しで仕入れをやってみたので、もう少し続けた後、しばらくは販売の準備とか、ブランディングとかをやろうかな〜 そんな感じでした!

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