Luke LI

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Japan to Global Seed VC Asu Capital Partners -Founding Partner // Z Venture Capital // Recruit Inc. // Waseda PSE// twitter:@ lukeli_asu

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AI Grant、YCを超えるAIアクセラレーターの実態

世界有名なスタートアップアクセラレータープログラムといえばY combinatorなのではないでしょうか。今年はGarry TanがYC復帰した後に、急速にYCのストラクチャー整理をしてシリコンバレー中心なプログラムを軌道修正して、その勢いはテック界隈の人たちに評価され巷に「YC is back」と叫ばれています。 ついに最近に終わったS23夏のバッチも大盛況に終わり、AIのブームとともに今年選出された企業もAIGC/LLMなどひと前世代よりも前進したAI企業が圧倒的に多数を

    • a16zが240億円投資するAptos、次に爆発するL1ブロックチェーンの正体は

      今月、私はアメリカに向かいました。その目的の1つが、ニューヨークで開かれたあるイベント。仮想通貨取引所バイナンスとして世界的な影響力があるChangpeng Zhao(CZ)、それにEthreum(イーサリアム)を作った若き天才、Vitalikも出席するカンファレンスメインネット(MAINNET)への参加です。この中で私が最も注目したのが、 L1ブロックチェーン「Aptos」のファンダーMo Shaikhのセッションでした。 このセッションに私は驚きました。彼はとても熱狂的で

      • 絶対わかる、Web3プロジェクトの基本となるTokenomicsの正体とは

        *この文章は投資をするためのアドバイスではりません。DYOR イントロみなさん一度はトークノミックス(Tokenomics)って何、と思うことがあるのではないでしょうか。この文章は特にWeb3のプロジェクトをどうしたら価値を見極めれるかに対して最もベーシックな視点を提供したいと思います。 Token(仮想通貨がプロジェクトの基本要素を構成するときの単位)+Economics(俗にいうと経済)を掛け合わさった造語ですが、一般的にWeb3のプロジェクトが自身の価値をコントロール

        • 「人、人、人」という投資方法論

          以下はIDG Capitalが長年の投資実績から絞り出した「人に投資する方法論」の翻訳です。著者がその方法論はどのように「人」を見抜くかを論じて、すごく具体的で、一部不思議と思われるかもしれない部分もあります。 ただもちろん方法論に正解はないので、本稿を通じてIDG流の人を見抜く理論とはどういうものかをイメージを持ってもらえると幸いです。 (内容は口述風になっていて、一部具体的ではない話もありますが、あくまでIDG Capitalが出した彼らの経験論ということをご理解いただ

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          【1万字】〜中国ベンチャーキャピタル壮絶史〜中国VCこれからどうなるかー上編

          2021年は中国政府のテック規制政策が鮮明となり、中国の投資状況はドラスティックに変化、そして2022年を迎えました。政府の規制政策によりEdtech市場は大きく縮小し、また、DiDiをはじめ数多くのテックカンパニーが米国市場から香港上場へと移行するなど大きくシフトしはじめています。 悲観的な声としては「中国のベンチャー市場は崩壊する」「これからテックベンチャーが現れてこなくなる」・・・ その一方で、相変わらず中国市場を捉える声も。 「投資額を見ると、まだまだベンチャーの

          【1万字】〜中国ベンチャーキャピタル壮絶史〜中国VCこれからどうなるかー上編

          オープンマインドな懐疑論者のためのビットコイン

          本稿はParadigmの創業パートナーMatt Huangとコミュニケーションした上翻訳しているものです。Paradigmは2021年11月16日に$2.5 billion( 訳2500億円)の記録的なファンドレイズをやり遂げた世界最大のクリプトファンドです。Paradigmはクリプト業界の中、真の貢献者と言われるインベスターであり、ファウンダーのFred EhrsamやMatt Huangは動かせられぬ重要なポジションにいます。 今回は創業者Matt Huangの執筆文書

          オープンマインドな懐疑論者のためのビットコイン

          Sequoia投資のVirtual Human「Brud社」が導くデジタルアセットライブラリーとは?

          まずこの動画をご覧ください。 動画の主人公は「Lil Miquela」と言い、記者のインタービューを受けて、肉声で返答しています。お気づきの通り、本当の人間ではなく、CG技術によって合成した擬似人間である。言わば「Virtual Human」という類な存在です。(デジタルの空間上に人間的要素を持つ、アニメ&リアリスティックなキャラクター) Virtual Humanはいまだに統一した概念ではありませんが、海外ですでに注目されるほど急成長している傾向が見えています。動画中の

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          NFTの5つのフロンティアー米VCが示すNFTの未来

          本稿はCryptocurrencies, Blockchain, Fintechなどを専門とする米国VC Electric Capitalの許可の元翻訳しております。Yield Guild Gamesの続きで、最新のNFTトレンドをご紹介したいと考えております。 執筆者はパートナーのMaria Shenさんですが、今年FortuneマガジンのTop50NFTInfluencerにもランクインしてNFT領域に非常に存在感を出しているインベスターです。見通しがつきにくい未来に、

          NFTの5つのフロンティアー米VCが示すNFTの未来

          a16zが注目「NFTゲーム」の急成長を支える"Yield Guild Games"とは何か?

          先日「Axie Infinity(アクシー・インフィニティ、以下Axie)」(Sky Mavis社)が日本経済新聞に取り上げられたことは、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。 Axieとは、月間2億ドルを売り上げて話題のポケモン風NFTゲーム(NFT=代替不可能なトークン)です。「Play-to-earn(P2E:ゲームして稼ぐ)」というモデルで、ゲーム内のキャラクターやアイテムの経済価値をNFT技術によって格段に向上させました。 実はAxieのゲームは、2018年のス

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          ヒマラヤ上場ー目論見書から中国音声の最大手を解剖する

          どうもZ Venture Capitalの李路成(@lucheng_li)です。年始から音声領域大注目していました。ゴールデンウィーク中、中国音声アプリNo.1のヒマラヤが上場申請を出したため、上場目論見書からヒマラヤの成長軌跡を詳しく見ていきたいと考えています。 まず、おさらいです。ヒマラヤは中国語で「喜马拉雅」と書き、文字通り世界最高峰と同じ名であり、高く聳える山でも登り詰める思いが込まれているようです。余談ですが、創業チームは非常にSEOを気にして、ヒマラヤって単語は

          ヒマラヤ上場ー目論見書から中国音声の最大手を解剖する

          音声SNSの新時代ー聞く習慣に新しい遊び方(後編)

          どうもZ Venture Capitalの李路成(@lucheng_li)です。前編を読んでいただきありがとうございます。ここからはより変化の背景を説明していきたいと思います。 各社の動向から垣間見る音声の未来一体「オーディオファーストな社交」、「コンテンツ混在化」って何を示唆しているだろう  「オーディオファーストな社交」 オーディオファーストな社交は中国の社会発展に伴う自然な結果だと私は思います。 先日、「中国の独身人口は2億人超」と報道がありました。この巨大な人口

          音声SNSの新時代ー聞く習慣に新しい遊び方(後編)

          音声SNSの新時代ー聞く習慣に新しい遊び方(前編)

          どうもZ Venture Capitalの李路成(@lucheng_li)です。年始から音声領域大注目していまして、直近中国系の音声アプリすごく気になる変化がありました。 それは音声アプリの中「オーディオファーストな社交」と「コンテンツの混在化」が起きているということです。 え?それって当たり前じゃん?と思うかもしれないですが、私なりの定義はこんな感じです。 ・「オーディオファーストな社交」=音声を聞いてる中他のユーザーと「一緒に」アクションを起こして、コンパニオンシッ

          音声SNSの新時代ー聞く習慣に新しい遊び方(前編)

          アントフィナンシャルこれからどうなるか?4/12金融機関面談後最新の状況のまとめ

          アントフィナンシャルは4/12中国主要金融機関の面談を受け、そこから今後の業務改善方向性は明らかになりました。本文はそのまとめをと伝えします。今後も中国Fintechについて最新情報をお届けしますので、よければ(@Lucheng_li)フォローをお願いいたします。 ※この文章は財新の記事に基づきまとめたものになります。 アリババの近況はまた中国のビッグテック、フィンテックの神経を刺激しています。4月10日、アリババグループへの独占禁止調査で最終的に182億元(3032億円

          アントフィナンシャルこれからどうなるか?4/12金融機関面談後最新の状況のまとめ

          EC4.0 インタレストコマース

          Z Venture Capital の李路成(@lucheng_li)でございます。YJキャピタルとLINEベンチャーズ合併後の初記事ですが、今年もペースを上げて良い記事をバンバン出していきますぞー 突然ですが、一つ聞かせてください。今のオンライン買い物が煩わしいだと思ったことありませんか? ・検索しただけなのに、関係ない商品がいっぱいプッシュされてくる、 ・一回間違えてクリックした商品は、買いたいだろうと判定されしつこく表示される、 ・買うものを決めたにも関わらず、

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          コロナでも2700億円を調達?! 中国コミュニティ型共同購入EC業態とは何事か

          YJキャピタルの李路成でございます。あけましておめでとうございます。今年も色々と有益な情報をお届きしたいと思っております、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、本日のテーマが社区団購(シェーチュートォアンゴー)です。社区団購は昨今話題になっていた拼多多(ピンドォドォ、以下PDD)のような共同購入とは違う形の共同購入サービスです。ここで便宜上社区団購をコミュニティ型共同購入と翻訳させていただいております。 コロナ禍があったにもかかわらず、2020年一年に2700億円強の資

          コロナでも2700億円を調達?! 中国コミュニティ型共同購入EC業態とは何事か

          中国トップPEファンドイベントログ第二弾ーー拼多多事業の大解剖、一体何をしてこう伸びたか

          YJ Capitalの李路成でございます。YJ Capitalは海外のスタートアップ&ユニコーンと交流する場を作るために、一連のイベントを企画しております。今後のイベントの告知はこちらにチェックしてくださいー@LukeLee 今回は11月4日に行われた中国トップPEファンドGenBridgeとコラボしたイベント第二回目のログを文字化したものをお届きします。イベントの内容は中国ECの第三極拼多多(以下Pinduoduo)の成長ストーリーを超分析します。今まで検索型ECとどうト

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