イギリス発祥という自分の音楽観を決定付けたレコード10選リレーの5枚目です。
　こうして昔聞いた音楽を聴き直してみると、どうして今自分がここにいるのかという事にも繋がっているようで、楽しくなりますね。バンドで試行錯誤してた頃に聴いていたレコードです。これはベースを弾いていた自分にとって、自らのスタイルを決定づけたアルバムでもあります。

Love Hunter : Whitesnake

　バンド活動にのめり込んでいた時、色んなバンドをそれこそ片っ端から聞き漁ったことは、前に書きました。時には、輸入レコード店で10枚以上を買い込むこともあったのですが、担当がベースだった自分は、ベースの音が自然に耳に入ってきました。その中でこのホワイトスネイクを聞いた時は、思わず小躍りしたくなりました。ボーカルのデヴィッド・カバーデイルにキーボードのジョン・ロード、ドラムにイアン・ペイスと元ディープ・パープルメンバーが中心だったメンバーの中で、ベースを弾いていたのがニール・マーレイ。流れるようなメロディアスなベースラインに、すっかり惚れ込んでしまったものです。

Whitesnake : Lie down 

　ベーシストのニール・マーレイは、その後日本を代表するヘビメタバンド「VOW WOW」に参加するのですが、山本恭司のBOW WOW時代から好きだったこともあり、ニール加入のニュースにはぶっ飛んだものでした。WW

VOW WOW : Rock me now ＞ https://youtu.be/gnqHs4wNFQo

　そして、色々と調べるうちにホワイトスネークが、フリーを真似たバンドだということがわかり、デヴィッドがポール・ロジャースの丸コピだったということや、ニールのベースラインも、アンディー・フレイザーに倣ったものだともわかり、自分はどんどんとそのルーツへと遡ることをはじめました。そして、そのことが自分に音楽でプロになることを諦める方向へと繋がってしまうのですが、それはまた後ほど。

Free : All right now ＞ https://youtu.be/vqdCZ0yHNa4