タイ王国の極楽音楽についてのアレコレ

タイといえば、ルークトゥン。ルークトゥンを知らずして、タイを語るべからず。と言っていい…

タイ王国の極楽音楽についてのアレコレ

タイといえば、ルークトゥン。ルークトゥンを知らずして、タイを語るべからず。と言っていいほどにタイ人の根底にあって、巷に溢れる独特な音楽ルークトゥンを映像と共にご紹介します。百聞は一見にしかず。タイに住み着いて22年のライターそむちゃい吉田が不定期にお届けします。

マガジン

最近の記事

御礼

 今月、これまでほとんど反応がなかった私のnoteにいくつもの「スキ」をいただくようになりました。おそらく、どなたかが取り上げてくれたものが、広がったのかと推察してます。  これまでは、タイの音楽ってまだまだ関心も低いし、反応があっても、知り合いくらいなのは仕方ないよね。と自らに言い聞かせて来ましたが、思わぬ所でこうした反応をもらえるとやはり嬉しいものです。  どうも、ありがとうございます! (コープクンマクマーク!<タイ語)

    • レコード10選リレー10枚目☆1999 サーオ モーラム ラバート ローク/バーンイェン・ラーケン

      自分の音楽観に影響を与えたレコード10枚を紹介するイギリス発祥のリレー。バタバタしてるうちに、うっかり忘れてた最後の一枚、10枚目です。。大汗っ 1999 サーオ モーラム ラバート ローク/バーンイェン・ラーケン (1999モーラム娘の世界爆発)  わたしがタイに移住した1999年に発表されたこのアルバムを聴いた時は、まだ今ほどモーラムについての知識はありませんでした。なので、イサーンの音楽として聴いたのですが、ここに入っていたある曲に、思わずのけ反りました。それがこれ

      • レコード10選リレー☆ルークトゥンタイランド:ゴット・チャクラパン

        イギリス発祥という自分の音楽観を決定付けたレコード10選リレー9枚目。遂にというか、やっとタイの音楽です。ここで紹介する以外にもLosoとかクリスティナーとかいるのですが、残りも少ないのでコチラを。 ルークトゥン・タイランド:ゴット・チャクラパン ลูกทุ่งไมยแลนด์ / ก๊อท จักรพันธ์ ルークトゥンタイランド1  わたしのブログやYoutubeを見た方なら、おや?と思われるでしょう。そう、わたしの各サイトの名前はこのアルバムから拝借しま

        • レコード10選リレー☆Unplugged : Eric Clapton

          イギリス発祥という自分の音楽観を決定付けたレコード10選リレー8枚目。実はここまで、一般的に有名なバンドがほとんど出てきていません。ビートルズ、デュープ・パープル、レッド・ツェッペリン等々。ビッグネームは、全部聴きましたし、バンドでも演奏していました。でも、なぜか自分の真ん中に来ることはなかったんです。自分はまさにキッス・エアロ・クリーン世代だったので、それぞれ時代が少し上だったこともあるかも知れません。しかし、バンドや曲作りをしているうち、追い求めていくうちにブルーズまで行

        マガジン

        • 私の履歴的レコード10選
          10本
        • ヒット曲紹介
          6本
        • タイの音楽について
          1本

        記事

          レコード10選リレー☆The Complete Recordings:Robert Johnson

          イギリス発祥という自分の音楽観を決定付けたレコード10選リレーも7枚目。回を重ねるごと、日に日にいいねも減って来て(涙)、マニアックなネタなんだなというのを感じてます。今回はたぶん、このシリーズでも最少記録になるんじゃ無いかと予想。ww The Complete Recordings / Robert Johnson Crossroad    音楽的嗜好が広がるのと同時に、5枚目で紹介したホワイトスネイクのニール・マーレイのベースに打ちのめされて以来、ロックの歴史を遡る

          レコード10選リレー☆The Complete Recordings:Robert Johnson

          レコード10選リレー☆Planet Earth : Duran Duran

           イギリス発祥という自分の音楽観を決定付けたレコード10選リレーも後半6枚目になりました。そういえば、このリレーは「10日連続で1日1枚投稿。説明、評価不要、ジャケットだけでOK。順番も関係なし。どなたかに毎日同じことをして頂くようにお願いするミッションになっています。」ということでしたが、他の人にお願いすることは無視して、自分勝手にやってます。 Planet Earth : Duran Duran  ハードロックバンドで演奏しながらも、音楽的趣向はドンドン幅広くなって行

          レコード10選リレー☆Planet Earth : Duran Duran

          レコード10選リレー☆Love Hunter : Whitesnake

          イギリス発祥という自分の音楽観を決定付けたレコード10選リレーの5枚目です。  こうして昔聞いた音楽を聴き直してみると、どうして今自分がここにいるのかという事にも繋がっているようで、楽しくなりますね。バンドで試行錯誤してた頃に聴いていたレコードです。これはベースを弾いていた自分にとって、自らのスタイルを決定づけたアルバムでもあります。 Love Hunter : Whitesnake  バンド活動にのめり込んでいた時、色んなバンドをそれこそ片っ端から聞き漁ったことは、前に

          レコード10選リレー☆Love Hunter : Whitesnake

          レコード10選リレー☆精霊流し:グレープ

          イギリス発祥という自分の音楽観を決定付けたレコード10選リレー、4枚目。 精霊流し:グレープ > https://youtu.be/ghr0aKtDhM4  今回は、少し遡りますがこの曲は自分が(たぶん)初めてアコギで弾けた曲。中学、高校とキッスやUFOなどでハードロックバンドをやる傍らで、文化祭ではクラスメートとフォークを演奏したりもしてました。中でも、この曲からさだまさしはお気に入りでした。それに歌詞を書く時の参考にしてた記憶があります。  フォーク系では、同じ時

          レコード10選リレー☆精霊流し:グレープ

          レコード10選リレー☆Strangers in the night / UFO

          イギリス発祥という自分の音楽観を決定付けたレコード10選。その3枚目。 Strangers in the night / UFO Doctor Doctor : https://youtu.be/J-U5H6hmw6E 高校でヤマハのバンドコンテストEastWestジュニア部門で地区優勝なんでしてしまったわたしのバンドは、正直演奏がうまかったわけではなく、派手な衣装とパフォーマンスで勝ったようなものでした。そのため、翌年に参加した時に考えたのが、まだ誰も知らない

          レコード10選リレー☆Strangers in the night / UFO

          レコード10選リレー☆2枚目 KISS / ALIVE II

          イギリス発祥という自分の音楽観を決定付けたレコード10選。その2枚目です。 アライブII:キッス  キッスは、間違いなく自分を音楽の世界に引き込んだバンド。初来日のコンサートをNHKがヤングミュージックショーとして放送した時、画面にかぶりつきで見てました。そして何かのインタビューで「コンサートはショーであり、演奏して聞かせるだけではなく、目でも楽しませる。そして、客は立ち上がって拳を振り上げ、身体で参加するんだ。」と言った彼らの言葉は、その後自分が音楽はエンターテイン

          レコード10選リレー☆2枚目 KISS / ALIVE II

          レコード10選リレー☆1枚目

          今回はルークトゥンともタイの音楽とも関係ないのですが、#StayAtHome の中で色んなリレーをやってるけど、これならできるかなと思い、古い年代順にやってみます。 イギリスが発祥という自分の音楽観に影響を与えたレコード10選リレー。 一枚目はコレ。 春一番:キャンディーズ    この曲を初めて聞いた時、ガーン!と衝撃的な印象で、一発でファンになってしまった。その時の事は未だに覚えてます。三人の中で自分はミキ派でしたが、その頃から少数派だったのかも。 写真の

          最後はバンコクで

          今回も今の自分がふと思い出した曲をご紹介します。 スッターイ ティー クルンテープ  「最後はバンコクで」という曲ですが、スナリー・ラチャシマーがオリジナルとして歌い、後にフォン・タナスントーンやパワリー・ポンピモンらがカバーとして歌っていました。(下部リンクあり) バンコクの喧騒は、新型コロナの影響で少し軽減されています。非常事態令に伴う規制も緩和されつつあります。しかし、夜間外出禁止や店舗の営業も限定的で制限されるなど、目に見えない圧迫感に、誰もが鬱々とならざるを得な

          陽はまた昇る

          長らく放置してて申し訳ありません。 コンサートも無いこともあって、Youtubeも放置しっ放し。。。 それにこの新型コロナで、嫌でもマスクを付けての日々で何にも無くても、気が滅入って来ますね。 とはいえ、そんなことばかりじゃホントに病気になってしまいそうなので、自分の気持ちを切り替えるのと、皆さまへのメッセージを込めて、この曲をご紹介したいと思います。 ゲップタワン〜陽はまた昇る〜 / イッティ・プラーンクーン เก็บตะวัน - อิทธิ พลางกูร プ

          再生

          1億4千万ビュー! 堂々1位 ピー(チョン)ポン

          以前ここでも、ライブ動画でした曲が現在ヒットチャート堂々1位 「ピー(チョン)ポン」 きょう現在、145,697,852ビュー。1億4千万ですよ! 2月公開前に聞かせてもらった時には、ブワのキーが合ってなくて、辛そうだなぁという印象ばかりが強くて、まさかここまでヒットするは思いもしなかったけど、それは作者マハーヒンたちも同じだったようです。 実はこの曲放送業界では、はじめ総スカンされてたんです。タイトルが何やら卑猥な隠語になっているそうで、ラジオとかではかけることができないと通告されたとか。それでも、ファンからのリクエストに押される形で堂々のトップというのも、ある意味痛快。なんせ大きなラジオ局などは、積めばヒットにしてくれるし、賞だってくれる。というか、積まないとかけてくれないところもあるので。ともあれ、ブワのギャラもこれでしばらくは高止まりしそうだし、めでたしめでたし!と。

          1億4千万ビュー! 堂々1位 ピー(チョン)ポン

          再生
          +2

          ブワ、遂に1位!ピー(チョン)ポン / エー・マハーヒンfeat.ブワ・カモンティップ

          ブワ、遂に1位!ピー(チョン)ポン / エー・マハーヒンfeat.ブワ・カモンティップ

          +2

          モーラムとルークトゥンの違い

          「ルークトゥンとモーラムの違いって、何ですか?」  昔からよく聞かれることなのですが、タイの大らかさが、この素朴で単純な疑問への答えをややこしいものにしています。今のルークトゥンもモーラムも、様々な要素をそれぞれに取り込んで、その垣根も非常に曖昧に見えますからね。  まず、ルークトゥンとはポピュラー音楽と言っていいでしょう。いわゆるポップスと思って間違いないです。ただ、世界標準的なポップスと違うのは、音楽的な基礎として、発声、発音、歌唱方法に一定のタイ独自のルールと技術を

          モーラムとルークトゥンの違い