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鉱物に会いに。 プラニー商会と東京サイエンス

2022.08.08
こんにちは。
ナンヨウスギの珪化木を毎日撫でてたら、石たちに会いたくなって。「これは呼ばれているなー」と、プラニー商会(Planey Company,Ltd)に行ってきました。
(記事「4千年前の地底の森へ。 三瓶小豆原埋没林 / 島根②」)

プラニー商会


大塚にあるプラニー商会は、化石・鉱物・隕石・地学標本の専門商社。

弊社は、昭和36年より島津理化学機器株式会社、京都科学株式会社の代行店を経て、小・中・高等学校及び、大学・各種研究所に対し教育資財の供給、科学知識の普及、向上に貢献して参りました。

さらに、時代の進歩に伴い教材だけでなく、化石・鉱物標本などの新しい分野の普及を広めるために、昭和47年 有限会社プラニー商会を設立、毎年恒例となりました池袋サンシャインシテイでの”東京ミネラルショー”の開催をはじめ、自然史博物館への展示向け大型化石、鉱物標本の納入ミュージアムショップ向け商品の受注卸売りから本格的コレクター向け標本の販売まで幅広い分野で活動している専門商社です。

プラニー商会

石好きにはたまらない空間。キラキラしく飾らず、「標本」な陳列が好き。早速、座り込んで魅入る。

マンモスの体毛。シベリアにいたのね。

ダンスしてるみたい。カワイイ。

モロッコ産デボン紀の化石でよく見る産地、Issoumour 山の三葉虫の一種。
ハリネズミがコロンと転がってるみたい。

カンブリア紀のエルラシア・キンギ(三葉虫)

エイリアンなディディモセラスは、白亜紀のアンモナイトの亜綱。サウスダコタから来たのね。

ネバダから来た珪化木に

リトアニアからの琥珀

イランやアメリカからのターコイズ。

鉄やアルミニウムを含む十字型の結晶が特徴の十字石。

トルマリン。色よね、色に感嘆。なんて美しい。

自然金はカリフォルニア、マリポーサから。おーヨセミテ行くとき通るところ。あの辺にゴールドがあるのか〜

今回、呼ばれたのは水晶。
うわーん美しい!素晴らしいフォルム!透明な部分は研磨していないそう。まさに crystal clear.

化石たちにバイバイして向かったのは、

東京サイエンス


紀伊國屋書店 新宿本店1Fにある 東京サイエンス

ここもいつも足を止めてしまう所ですなー

自然科学をテーマに驚異の自然界の形態や生態をそのままに標本や模型として教育に導入することは極めて重要です。自然がおりなす鉱物結晶。そして大昔を物語る数々の化石の魅力を提案しています。

学校の理科教育や大学一般教養課程にある学生の実証的な学習のための教材として、また博物館、資料館関係の社会教育および研究機関等にご提供いたしております。

東京サイエンス

生物起源の宝石。

千変万化の鉱物結晶群。その筆舌に尽くしがたい形態や色彩。

東京サイエンス

本当に。

美しすぎてどうしようもなかったモロッコの藍銅鉱。こんな色のコート着たい!

鉱物と言えば、忘れられないシャネル2012秋冬のミネラルコレクション。

Chanel Fall 2012

そして、氷山イエティな2010秋冬 。

Chanel Fall 2010

半導体や通信機器などの周波数信号源などに使用されてきた水晶は、SiO2(二酸化ケイ素)が結晶化したもの。太古からの膨大な記憶を留めている鉱物たちは、私たちが忘れてしまった何かを教えようと地中から出てきてくれるんだろうな。

何でもそうだけど…石たちも手に取って「一緒に帰る?」と聞きます。しっくりくるものは相性良し。見て「わー!」と思っても実際に触ると「違うなぁ」と思うコもあって面白い。

色々触らせてもらって「このコ!」と思ったのが、インド ウッタラーカンド州にある標高6660mの Meru Peak(メルー峰)から来てくれたヒマラヤ水晶。
雪と氷の世界で、気の遠くなるような長い年月をかけてゆっくりと成長してきた美しい鉱物。断崖絶壁の難関ルートを通って私のもとへ来てくれたと思うと…とても感慨深い。携わってくれた方々に感謝。

さ、鉱物を纏おう。(記事「鉱物を纏おう③〜スティーブン・デュエックStephen Dweck」)

お店で色々付けさせていただいた。

ああ久しぶりに、ソ連邦科学アカデミー学術視察団から寄贈された「亡命鉱物」にも会いに行こう。
(記事「東京駅前の「驚異の部屋」を見に行こう!インターメディアテク(東京大学総合研究博物館+日本郵便)② / 前編」)

最近の空はドラマチックですねー。コーティングが剥がれて色々と入り混じってる感じ。


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