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夢の中のクルマ

珍しい夢を見た。
昔乗っていた車を運転している夢だ。

車名はトヨタクレスタ、スーパールーセントG。
スーパーチャージャー装備の2000cc、直列6気筒の車だ。

バブルが弾けた頃、叔父が買った車だった。
当時はこういったバブリーな車は叩き売り状態で、この車も車検付で30万程度だったと思う。

しかしさすが直6の2000cc+SC。
パワーもスムーズさも静かさも半端無かった。
アイドリングに気付かないくらいで、キーを回してしまいビックリしたことも数回あった。

燃費は良くなかったが…それでも今のガソリン仕様のミニバンと同じくらいだった。
とにかくトルクフルなエンジンで、それも回転に関係なくだから、おおよそストレスは無かった。

高速は勿論、一般道でも車幅が5ナンバー枠だから、地方道でも問題ない。
狭いワインディングでも、ホイールベースは短めだったから、かなりクルクルとよく曲がってくれた。
唯一の欠点は、とにかくライトが暗いことで、これは本気でどうにかしないと、と考えるほどだった。

この車に乗っていた頃が、たぶん一番人生楽しかった頃だろうか。
撮影したフィルムをストックフォトに預けるため、西に東に出かけた。
売り上げなど高が知れていたけど、ガソリン代と撮影費用くらいにはなった。
それでも十分楽しかった。

今は本当に長いアシが欲しい。
軽自動車は経済的だけど、遠くに出かけると体が悲鳴をあげてしまう。
MTだから尚更だ。

…ちょっとだけ良い車が欲しいなぁ。

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