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卵の裏事情

日本人は、一年で一人平均300個も食べていると言われています。

これだけ食べているにも関わらず、この卵がどこでどんな肥料を与えられどんな環境で育てられたのか、そこまでの情報を知る機会って少なく感じませんか?



Free-range(フリー・レンジ)”=放し飼い 一般的には、屋外と鶏小屋を鶏が自由に行き来できるようになっている飼育方法 

Caged egg(ケージエッグ)=ケージで飼われたとりのたまご(日本では約9割がこの飼い方)

その間のBarn egg(バーンエッグ)Barn-laid と呼ばれる。 鶏を鶏舎の中で地面の上に放して飼育する方法


ヨーロッパの国ではケージ飼いを禁止されている国も沢山あり、また、はっきりとパッケージにどのような環境で育てられたかが書いてあります。消費者が選ぶ際にわかりやすいようになっています。海外では、フリーレンジのたまごが段々とメインになってきているのが現状です。


日本では?

特にスーパーで並ぶたまごはケージ飼いであり、ヨーロッパとは逆に、ここ20年位の間にケージ養鶏の飼育頭数は3倍に。


ケージ飼い

ずらりと並ぶ薄暗いケージに、採卵鶏は羽を広げるスペースもない環境で、卵を生むだけに存在し一生を終える。
その為、ストレスで三年程で命尽きてしまいます。

ケージ飼いの危険性

1.病気の蔓延することを防ぐため、大抵は採卵鶏に対しワクチンが使われている

2.抗生物質が使用されている可能性がある

3.エサは安くで輸入された遺伝子組み換えの作物がほとんど(その為ポストハーベストの問題もあり安全とはいえない)

4.人工的な添加物が入っている(ビタミン剤、消毒に塩素など)


卵の賞味期限とは?

産卵日とは無関係に、卵をパックした日を規準に設定する。パッキング工程は最終加工と見なされるので、その「製造日」を規準に製造者は賞味期限を設定して良いことになっています。

だからそのカラクリによってスーパーで、安売りなんて出来る日が出てくる理由。
一気にパックに詰めちゃえばいいのだもの。


因みに、黄身の色の濃さで栄養が違うって本当?

黄身の色は、与えられた「エサの色」!

つまり緑黄色野菜を食べさせれば黄身が濃く緑っぽくなるそうで。黄色さ=新鮮だと思われているのでコーンプラスパプリカをえさに混ぜている場合もあります。


たまご購入の際には

出来るかぎり放し飼い、もしくは平飼いされたもの。

遺伝子組み換え作物フリー、ポストハーベストフリーの餌で育ったもの。

人工添加物を使用していないもの。

産卵日と賞味期限の両方が記載されているものを選びましょう。

それぞれのこだわりを持った鶏卵農家さんから、直接安全で安心なたまごを買えると一番良いと思います。


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