地震のこと~昨日の記事について~

大きな地震など災害の度に
報道を見てはつらくなり、
現地に行って活動しては
被害に遭った方のために
自分はいったい何の役に立てたのかと
非常に無力感を抱えて帰り、
その繰り返しでした。

見知らぬたくさんの人たち
だけではなくもはや
すでに知ってしまった人たち
お一人お一人にも
がんばってほしいと伝えたい。

ほんとうは、がんばってとは、
うかつには言わぬ方がよいこともあるようですが、
それでもやはりそう思ってしまう。

技術屋だから、ということもあるのかもしれない。
努めて冷静に、淡々と、
状況と対処法を間違えずにお伝えせねばならない、
そう言い聞かせてやってきました。
つらい状況の人につらい説明をして、
よくよくわかっていただく必要がある。
それで少しでもはやくよい方向におすすみになる手掛かりになるのなら。
真剣な目から目を背けることはできない。

そのせいもあるのか、
災害について語る時、
がんばってとかお見舞いとかの言葉を発することが
なぜか今はためらわれる。

はっきりわかりました。
自分はもう災害の現場には行けない。
そのせいか昨日のような思い出話になってしまいました。
(すっかり老人です)
現地の人を思いやるようなこともできぬ記事。
失礼しました。

とは言え、
いつ自分のいる場所もまた災害の現場になるかわからない。
今後も必ず災害は起きる。
他人事ではあり得ない。避けては通れないのでしょう。

ここでは自分の本職に関することは書かないようにしてきました。
絵とかマンガとかの補足的なものはともかく。
本来の方針に戻したいと思います。
こんな感じですが、よろしくお願いします。

(一部加筆3/17)


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