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約4分のフィーリング

皆さんがお使いになっている音楽のサブスクは何ですか?LINE Music?それともApple Music?
私はSpotifyを使っているのですが、この子がまた賢くて…
何かしらのアルバムやプレイリストを聴き終えると、その直後から自分がよく聴くものと似たテイストの音楽を自動で流してくれるのです。その音楽は自分がよく知っているものから初めて聴くものまで多岐にわたるのですが、その機能のお陰で出会ったバンドが私には多くあります。

その中でも特に『Nothing's Carved In Stone』(ナッシングス)との出会いは鮮烈でした。
私が大好きなELLEGARDENというバンドのギタリストである生形真一さん(ウブさん)が結成のきっかけになったこともあり、その名前は知っていたのですが、曲を聴いたことはまだありませんでした。

とある日、スマホから流れてきた「Spirit Inspiration」。ナッシングスとの出会いは、この時のこの曲でした。あの時の衝撃は2年近く経つ今も忘れられません。
ウブさんの力強いギターリフやラスサビ前のひなっちのベースソロ… この曲に惚れ込む要素はいくらでもありました。

その一瞬でナッシングスの沼にハマった私はサブスクを聴くのみでは飽き足らず、ついにCDを買いに最寄りのタワレコへ走りました。
その時に買ったのは「Futures」という、代表曲や人気曲をリレコーディングしたベストアルバム。ナッシングス初心者の人たちにもおすすめ!みんなで聴こうね!!!


かくして毎日のようにナッシングスを聴くようになったのですが、そうしているうちにこう思うようになってきました。

「これはライブ行かなきゃ始まんねぇな!!!」と。

というのも、ナッシングスは生粋のライブバンド。前述の「Spirit Inspiration」もそうですが、「Out of Control」「Rendaman」「Like a Shooting Star」など、ここに書き出せない程のライブ映えするような曲が揃っています。
音源として聴くのももちろんいいのですが、やっぱりこういうバンドの音楽はライブハウスに足を運んで、五感で味わってこそだと思っています。

とは言っても、そんな都合よく自分の生活圏内でライブが開催されることなんて…

ありました。(すごい!)

2021年12月に発売される11thアルバム「ANSWER」を引っ提げて行われる全国ツアーで仙台にやって来るではありませんか!
善は急げとはよく言ったものです、早速ライブに応募だ!!

とにかく私はツイていました。当落発表日に届いたメールは、ありがたいことにチケットの「当選」を告げるものでした。やったぜ!

アルバム「ANSWER」のCDもしっかりと確保し、ライブまでに聴き込みました。このアルバムも神アルバム(定期)でした。全体的にアップテンポで非常にノリがいい、個人的に聴きやすいアルバムだと感じ、加えて「Beautiful Life」 や「Flame」といった特にメッセージの強い、メロウな曲のアクセントも魅力的です。
その中でも特に私は「Recall」の歌詞に自分が強く投影され、今の自分を支えてくれるとても大事な曲になりました。

https://www.instagram.com/p/CXBMDCuJYkh/?utm_source=ig_web_copy_link


そして訪れた2022年1月8日、ライブ当日。会場は東北・仙台が誇る愛すべき珍ライブハウス、≪仙台Rensa≫。物販も買い、地獄の階段も乗り越え、いざ激狭のフロアへ。会場に漂うスモークと熱気でこちらのボルテージも上がってきました。

そして午後5時半。いよいよライブスタートです。
一曲目は「Deeper, Deeper」。最新アルバムであるANSWERの1曲目も務めているこの曲、何かの始まりを告げるようなイントロや、曲調の静と動の移り変わりが魅力であり、まさにアルバム/ライブの一曲目を飾るにふさわしいと感じましたし、アルバムを聴いた段階でも「この曲でライブが始まってほしい!!」と思っていました。その願いが叶ったこと、あの時の喜びは何事にも代え難いです。

このツアーのセトリはANSWERを引っ提げているだけあって、そのアルバムに収録されている曲をすべて含みつつ、ライブの定番曲から「(as if it's) A Warning」といったあまり披露しないようなレアな曲まで、幅広く構成された豪華仕様。

個人的には、ナッシングスの曲の中で一番好きと言っても過言ではない「Like a Shooting Star」が生で聴けたのがこれ以上なく嬉しかったです。イントロが聞こえた瞬間、噓無しで大号泣。
個人的に、ナッシングスの大きな魅力の一つは「イントロ」だと思っています。その事に気づかせてくれたのもこの曲。

このライブが初めてのナッシングスで本当に良かったと思います。やっぱりナッシングスのライブは大正解で大正義で、これ以上ないほど楽しすぎる空間でした。

もちろん他にも聴きたかった曲はたくさんありました。まぁそれは「絶対にまたライブに行くぞ!」っていう決意も込めて、次回、自分が行くことになるライブで演奏してくれることを祈っています。


https://www.instagram.com/p/CYeTxw6lc6J/?utm_source=ig_web_copy_link


そんなライブからもう既に約4ヶ月。「ウブさんがエルレのアルバム制作に専念する」という理由で、ナッシングスは一時的に活動休止をしています。

エルレ大好き人間兼ナッシングス大好き人間の私は、すっかり感情が行方不明でした。エルレのアルバム制作が明確に進んでるのは非常に嬉しい、でもナッシングスの活動が一時的に止まってしまうのは悲しい。

でもこの活動休止は何一つマイナスでは無いと感じます。自分はエルレも、ナッシングスも、どちらの今後の動きも楽しみにして待つことが出来るのです。かなり贅沢な状況だと思っています。
私はこの活動休止をプラスなものとして捉えて、両バンドに新たな動きがあることを楽しみにしています。

以上、たまたまスマホから流れた約4分の曲が自分の人生をより豊かにしてくれた、というお話でした。ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました!

Nothing's Carved In Stone - official Instagram

Nothing's Carved In Stone - official Twitter

Nothing's Carved In Stone - official YouTube


ちなみに上のTwitterのページは、私が行ったライブの様子で、この曲が「Recall」です。
この映像の左端にほんのちょこっとですが、自分のノリノリな腕が映り込んでいます。これも思い出、うれしみ…!!

PS. そのうち仙台Rensaの魅力を伝えるnoteも書きたいと思っているのです。

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