自作キュポのキャラクターについて 1. 世界観

先日蒼樹うめ展に行ってきました。そこでうめ先生の作られた世界やキャラクターの説明を見て、こういったことを考えて描いているんだなぁ、と色々と参考になりました。で、以前からオリキュポとして作った子たちの説明なんかを書きたいなと思っていたのですが、今回のうめ展で一気にモチベーションが上がりまして。モチベーションが下がらないうちに書き始めてしまおう!ということでまずは世界観から説明していこうと思います。

以下、実際の宗教の話とか完全無視の私の勝手な解釈等を含んだかなりの長文になりますので、興味のない方、ほんの時間つぶしの気まぐれで読もうと思った方、勝手な考え方は許さん!な方はここで止めておくことをお勧めします。

まず彼女たちが何なのかということについてですが、その前に世界観の話をば。
唐突な話ですが、輪廻転生という言葉がありますよね。死んだ生物の魂が、また新しい命を得て生まれ変わってくることです。私は特にどこの宗教派ということもないのですが、何故かこの輪廻転生は頭の中に強い印象として残っていまして。で、ふと思ったのが、この輪廻転生に組み込まれている魂は同じものがずっと転生を繰り返して生の世界にいるのかな、それとも生の世界にいられる魂の数はある程度決まっていて、残りはどこか別の世界で待機していたりするのかな、と。こう考えていたら、この「別の世界」があるという考えも面白いんじゃないか、と思えてきたんですよね。で、その「別の世界」に住んでいる具体的な住民がオリキュポとして作っているキャラクターたちというわけです。
ですので彼女たちは生き物ではありません。かといって死んでいるのかといったらそれもちょっと違いまして。簡単に言えば、死後の裁判で善と判断され、転生することが決まって待機している魂ですね、その集合体が1体の擬似生物の形をしているものです。なので、死と生の境目にいる存在というのが近いですかね。(生と死の境目と言うとニュアンスが違ってしまうので、念のため)
※以降、「別の世界」には特別な名称はないため、便宜的に「境目世界」と表記します。
集合体といっても通常はせいぜい3〜5つくらいの魂で、その集合体の中心になる魂が前世でどんな生き物だったのかによって姿が決まります。それで、その魂の集合体が周囲に擬似的な肉体を形成しています。擬似的とはいえ一応実体としての肉体であり触れることもできますが、その魂としての寿命が尽きると跡形もなく消えてしまいます。(ちなみにここでいう寿命というのは、境目世界に生まれてから、死んで生の世界に個々の生き物として生まれ変わるまでの時間です)魂が本体で、肉体は非常に曖昧なものです。だから人間の姿、半獣の姿、本来の姿と自由に変えられる訳です。ここでいう本来の姿というのは、境目世界で生まれた時の姿と、それが成長した時の姿のことを指します。例えばヒノで言えば猫の姿、スーで言えば妖精の姿のことですね。集合体の中心になるのは基本的に人間以外の魂なので、本来の姿が人間になることはほぼありません。
上記のような書き方だと境目世界に勝手に生まれてくるように見えそうですが、基本的には両親がいて、その間に子供が出来るというごく普通の生まれ方です。その両親に見合った魂が集まって子供になるという感じですかね。境目世界では異種族婚はよくあることですが、子供は両親のどちらか片方の種族として生まれ、もう片方の種族の特徴を何かしら受け継ぐ、という形式になります。集合体の中心となる魂が人間以外の魂となるのはこのためです。ちなみに最初の方に「基本的には」と書いたのは、両親なしで勝手に魂が集まって生まれる個体も存在するためです。ごく稀なことですが。

余談:世界観から先に作ったような書き方をしていますが、実際はキャラクターを作ったのが先です。こんなキャラを作ってみたい、と作った後で、どんな設定の世界にするか、と考えた結果が上記の内容です。説明として世界観から書かないとわかりづらくなりそうだったので上のような形式になりました^^;ついでに余計な話もしますと、境目世界の住民とキュゥべえが契約したらどうなるんだろうと考えてみた結果、体が消え、ソウルジェムがその辺に転がって終了というシュールな光景が頭に浮かんだこともここに記しておきます。

次に境目世界での生活について。まあ基本的には私たちと一緒です。朝起きて、遊ぶなり仕事なり何かしら活動して、夜になったら寝る。違うのは、食事は必須ではないことです。境目世界の住民は生まれて以降寿命が尽きるか何かに殺されるかしない限りは死ぬことはありません。極端な話、生まれてからずっと何も食べずに寝たままでも勝手に体は成長していきます。食事はある種の娯楽みたいなものというわけです。また、境目世界の住民は、町や村などに住む場合は人間の姿をしていることが多いです。その方が家具や家など同じ規格のものが使えるので。
社会的なことについて、私たちの世界と違うのは、場所によっては子供だけで住むことが公に認められていることです。子供だけで最低限の建物の管理が出来る(もちろん業者の人などに見てもらうことはあります)、子供だけで危険に対応出来るといった条件付きではありますが、子供だけで住めるように建物を提供している町が存在します。他には、ニュースは割とローカルなものになること。私たちの世界だと国内だけでなく海外のニュースも知ることが出来ますが、境目世界では本当に余程のことでない限り、離れた地方のニュースはそうそう耳に入ってくることはありません。それで特に不都合はないからです。

余談:食事は必須ではない、と書いている割にはしょっちゅうお菓子を食べている子がいますが、それはそのキャラのページで説明します。

最後に、ちょっと大人の事情的な話になってしまいますが。この世界、某版権物の世界があることを前提に作っています。もしかしたら何のことかわかる方もいらっしゃるかもしれません。なのでオリジナルではなく二次創作というのが正確なんだろうな、と。というわけなので、あくまでも個人で勝手に考えて、個人で勝手に楽しむ世界です。
…と言いつつも、とりあえず総称は「自作キュポ」と呼ばせてください。一応各キャラは独自で考えたものですし、容姿や設定等は自分で考えた部分も多くあるので。

長々と読んでくださり、ありがとうございましたm(_ _)m次のページからは各キャラの説明を書いていく予定です。

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