自作キュポのキャラクターについて 1. 世界観 補足

前の記事で、次は各キャラについて書く予定、と書いたと思うのですが、先に書いておかないと各キャラの説明の際にわかりにくくなりそうな事項があったので、ちょっと補足します。

前の記事で境目世界に行くのは善と判断された魂、と記述しましたが、では悪と判断された魂はどうなるのかと言いますと、こちらにも行き先はあります。いわゆる地獄です。地獄へ送られると、規定の時間を地獄で過ごし、浄化を受けなければ境目世界には行けません。地獄送りとなった魂も境目世界の住民と同じく集合体となって肉体を形成しますが、地獄での責苦により性格は歪み、残忍な存在となります。彼らは境目世界においては「悪魔」と呼ばれ、時折境目世界に出てきては会う者を襲います。襲われて殺されるとその魂は悪魔に取り込まれます。お前も地獄の道連れにしてやる、といった所でしょうか。もちろん自分が強ければ戦って倒すことも出来ますが、境目世界に出てくる悪魔は大抵力のあるものなので、苦戦を強いられることが多いです。この悪魔の討伐部隊として「天使」部隊というものも存在するのですが、その話はまた機会があれば。
ちなみに境目世界の住民でも、あまりに悪業を重ねると悪魔となる可能性があります。いわゆる闇堕ちですね。悪魔化すると、見た目もそれらしいものに変化します。一応元に戻ることも可能ではありますが、その性質上大変難しいことです。

余談:なんか色々な宗教がごちゃ混ぜみたいな感じになってしまいましたね…まああまり硬く考えなくてもいいのかな。そうそう、一応ヒノやスー、ニトの悪魔化した姿も何となくですが考えてはいるのですよ。出番があるのかはわかりませんが。

もう一つ補足をば。善と判断された魂とは言うものの、実際は「普通の魂」や「普通よりちょっと悪い魂」程度であれば境目世界行きになります。地獄行きと半々にしていたら輪廻の回転が悪くなってしまうからです。ですので境目世界の住民は素晴らしい善人だけで構成されているわけではなく、中には多少意地悪な者も存在します。あるいは裁判の時点では「普通の魂」だったのが、境目世界での生活の中で、周りに影響されて悪いことをするというパターンもあります。とはいえ裁判の影響が全くないわけではなく、「普通よりちょっと悪い魂」の持ち主はその世界でやや住みにくい立場の存在(力が弱かったり、偏見を持たれやすい種族だったり)として生まれたりします。

余談:この辺りの設定にはかなり頭を使いました。何となく、善人だけしかいない世界にはしたくなかったんですよね。一方で裁判で善という判決を受けた魂という前提がある以上、多少とはいえ悪い人が堂々としている世界というのも何かおかしいわけでして。色々考えた結果の落とし所が上のようになった、という感じです。

今回は以上です。次はちゃんと各キャラの説明を書いていこうと思います。

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