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お礼とももたの中間報告

ももたをたすけてください
そう書いた時には、こんなにたくさんの御支援を得られるとは思っておりませんでした。
最初の24時間、これが「通知が止まらない」というやつか!と思うほど、noteからの通知が鳴りやまず、びっくりしてしまいました。
こんな短期間にも関わらず、現時点で、50万円を超える御支援をいただきました。(そのうちの8割ぐらいが私のところに届くと思います)
おかげさまで、ももたの治療を安心して続けてもらうことができるようになりました。
心から御礼申し上げます。
と同時に、引き続き、御支援いただけましたら幸いに存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。

記事にいいねをしてくださった方、おすすめしてくださった方、購入してくださった方、サポートしてくださった方、TwitterでRTやいいねをしてくださった方、皆様のおかげです。
村山早紀さん、糸井重里さんがツイートしてくださったことで、多くの方の目に触れる機会が増えたのだと思います。
また、サポートしてくださった方のなかに幡野広志さんや三國青葉さんのお名前も拝見しました。
また、ささいな、わずかな、少しばかりのと言葉を添える方もいらっしゃいましたが、そうした皆様の応援が積み重ねです。
私がどこを見ればいいのかわかっていないので、いったい何人の方に記事を購入していただき、サポートしていただいたのか。
モニターの前で何度も手を合わせ、頭を下げることしか、できないぐらい、お礼の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。

さて、ももたの状態について、報告したいと思います。
入院直後、MRIやレントゲンでわかった、ももたの詳しいけがの状況は以下の通りです。
・左眼球突出
・皮下気腫
・上顎骨骨折
・眼窩骨折
・鼻骨骨折
・蝶形骨骨折
・下顎結合離断
・右外耳道穿孔
・鼻腔内に出血
・左肺全体にX線不透過性亢進
・副腎両側腫大
・前肢外傷
首から下はほとんど異常がなく、頭部の左側にケガは集中していました。
目と下顎だけではなく、目の周りの骨や鼻や上あごも骨折していたわけです。
そのような状態であるから、鼻腔内からの出血が止まらず、貧血状態に陥っていました。保護されてから食事や水分を摂れていなかったことから、脱水にもなっていました。
そのため、すぐに手術はできず、まずは鼻からチューブを入れて栄養補給をすることになりました。
そのチューブも、「猫だったらなかなか入りにくい大きさのものがすっと入ったので、それぐらい鼻の構造が壊れているということだと思います」と説明を受けました。

副腎については、それまで持病がなかったことから、ストレスによって一時的に肥大しているのだろうと考えられました。
コルチゾールをいっぱい分泌していたのだと思います。
また、首から下は「肥満以外は健康」と獣医さんの保証つきでしたが、この時点で、もしかしたら左肺のなかで出血があるかもしれないので要注意とは言われました。(その後、そういえば特になにも聞いていないから大丈夫だったのかな)

猫の頭って小さいものです。
その頭部分だけしかケガしないで交通事故にあう、というのが、私は不思議で、なにをどうやったんだろうと考えてしまいますが、猫は人の言葉をしゃべれないのでわからないままです。
ももたのことで様々な感情で煮えくり返っていたので、悪い想像が止まりませんでした。
それで、獣医さんには「まさか人が殴る蹴るなどしたってことはないですよね?」と尋ねましたが、やはり交通事故だろう、ということでした。
前肢にすり傷があり、跳ね飛ばされて地面にこすれたのではないか、ということです。
交通事故なら偶然ですし、家出したももたも悪いし(そもそも管理しきれなかった自分も悪いですし)、夜明け前なら黒っぽい雉猫はアスファルトの上では見えにくいでしょう。
事故をした人も嫌な気持ちをされたのではないかと思います。
人を恨んだり憎んだりせずにすむと思いました。

ももたの下顎を手術するには必要な器具を取り寄せなければいけないことと、出血が止まらず貧血が改善しないことで、手術の日が二転三転しました。
ももたの飛び出た目を見るのは、とても勇気がいり、目をそらしたくなりました。
保護したときには小さくしぼんでいるような印象だったのですが、そうではなくて、目は目の大きさで、黒っぽく…。
あまり詳しく書くと気分が悪く感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
私の正直な気持ちを書けば、しばらく、巨峰のような紫色の大粒のぶどうは食べたくないと思いました。
日が経って、食べごろをのがして、しぼんで皮にしわがはいり、黒くて腐りかかっているようなぶどうの粒のようだったからです。
でも、右半分はいつものももたで、目が合うと声の出ないのに鳴こうとし、近寄ろうとしました。
かわいい、いつものももたでした。

手術を受けるまでは、病院から電話があるたびに、急変したのではないか、と気が気でありませんでした。
明日は生きているのだろうかと考え、私の不眠はひどくなる一方でした。
見方を変えれば、貧血や炎症反応などを無視しても手術をしなければならないような、そういう危機的な状態ではない、ということなんですが、心配で不安でたまらないのは仕方ないです。
入院してから5日目、ようやく眼球を摘出する手術が終わり、舌の傷の手当、折れた牙の抜歯といった処置が終わり、顎の手術はしないことになりました。

その後、現在は、鼻注ではなくなり、点滴もはずれました。
血液検査の結果は一進一退のところもありますが、そこは薬剤を調整されています。
ケージの中を少し歩き回るようになり、排尿や排便もできるようになってきたそうです。
ごはんを自分から食べることは少ないようで、そこが帰宅する前にできるようになる課題のひとつになっています。

手術の傷跡を見るのも、それはそれで勇気がいったのですが、綺麗にしてもらっていると思いました。
毛が剃られていることもあり、左側は輪郭がほっそりとした面差しの猫が目を閉じているだけに見えました。
額のあたりのラインも変わったような気はするけれど、後ろ姿はいつも通りのシルエット。
早く撫でたいものです。

早ければ、20日頃に退院になるかもしれません。
それぐらい、回復していることを皆さんにお伝えできるまでになりました。
退院したら、また、報告したいと思います。
それまで、お見舞いは、ももたが家族を忘れないように、見捨てられたと思わないように、なるべくちょくちょく行きたいと思います。

ももたの痛々しい姿や生々しいところは写真に残さないでおこうと思っていますので、トップの画像に迷いました。
この写真は、ももたがまだうちに入る前、一番最初の写真です。
人懐っこい野良の若猫でした。食いしん坊というよりも、食べることに必死で、お腹をすかせていた親子の野良猫の一匹でした。
その食いしん坊の本能が覚醒したら、回復が早いんですけどね。
きっと生きる力も、運も強いと信じて、もうしばらく待つことにします。

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