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【日記】ぼっち、自分のちっぽけさを知る

2ヵ月ほど、文章を書く余裕がなかった。
転勤に物件探し、引っ越しに年度始め進行が怒涛のように押し寄せてきて、生きているのがやっとの状態だった。
ゴールデンウィークに入り、じっくりと身体を休めてからようやく、自分が怒濤の日々を生き残ったという実感が沸いた。それぐらい、この2ヵ月は無我夢中だった。

転勤先が多忙だというのは覚悟していた。
けれど、ここまで自分は仕事が出来ないのだと思い知らされるとは思っていなかった。
今までの仕事の常識がほぼ通用しない。私は一体今まで何をしていたんだろう…とさえ思う。
そのため、今は新入社員のような心持ちになっている。いや、初々しい新入社員なら周りが積極的に助け船も出してくれるだろうが、いい歳した私には何の助け船もない。ただただ訳もわからず、前任者の残した書類を見ながら作業をし、その度に失敗する日々。
それでも私が何も言われぬまま放り出されているのは、職場に誰もその正解を知るものがいないからだ。完全に縦割りで仕事をしていたらしい前任者は、結構好き勝手仕事をしていて、詳しい内容は上司さえ把握していなかったそうだ。

おい待て、そんなの私にどうしろってんだ!

と、ずっと半ギレになっているのは内緒だ。

自分が失敗ばかりしていると、どんどん自信が無くなってくる。
周りはあんなにちゃんと仕事が出来ているのに、何故私は出来ないのか?
仕事から離れると『まだ1か月しか働いていないのだから、出来なくて当たり前』ということが理解できるのだが、現場にいるとそれを忘れて気落ちしてしまう。
精神的に良くないので、なんとかこの“思考の癖”をなくしたい。それが今の目標だ。

そして、自分の無駄なプライドも捨ててしまいたい。
今までの職場ではなんとかやり過ごしてきた。評価もされてきた。けれどそのお陰?そのせい?で肥大化してしまったプライドがあるように思う。
失敗する度に傷つくのなら、そんなプライドは必要ない。
自分はそんなに優秀ではないし、ちっぽけな存在であることを改めて肝に命じたい。
だから、一度は失敗してもいい。次に失敗しなければいいのだ。完璧なんて求めなくていい。だって私は優秀じゃないし、ちっぽけな私の失敗は、同じくちっぽけなものなのだ。

職場ではちっぽけな私だが、職場以外では大事に思っていてくれる人もいる。
(まぁ職場の人も大事に思ってくれているかもしれないが、今のところ表面に出てきていないので…)
ゴールデンウィーク中に友人とお出掛けしたり、家族に会ったりして得たその気持ちを胸に、明日からまた、失敗しながら少しずつ進んでいこうと思う。

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