ちょっとボードゲームやってみたい人に個人的にオススメしたい3作品

Twitterでミヤザキユウさんの以下のツイートを見かけました。

「他の人からも、はじめての人にお勧めしたいゲームを教えてもらいたい」ということで自分も紹介してみることにしました。

1. ハゲタカのえじき

「ハゲタカのえじき」のルールは非常にシンプルです。

・"1~15" の数字の書かれた15枚の手札から1枚選び
・全員が「せーのっ」で場に出して
・一番大きい数字の手札を出した人が場の「得点カード」を獲得する
・これを15枚の手札が無くなるまで繰り返す

ただ、これだけだと高い得点に対して全員が同じ数字のカードを出してしまい勝敗が付きません。ハゲタカのえじきは上記のルールに「バッティング」というルールを加えることで、その問題を解消しています。具体的には 出した数字が被ってしまった場合、どんなに大きな数字でも得点を獲得できない という仕組みです。このルールにより「他の人がどの手札を出すか」といった読み合いの要素が加わり、白熱するのです。

1つのパッケージで 6人まで遊ぶことができ、ワンプレイ15分程度で終わる手軽さもあり、シンプルながら読み合いが楽しめるルール。ぜひ気軽に手に取っていただきたい作品です。

2. ガイスター

「ハゲタカのえじき」はゲームデザイナー「アレックス・ランドルフ」氏によって作られたゲームですが、「ガイスター」もまた同作者の手によって誕生したゲームです。


ガイスターはチェスや将棋のように「2人で交互にコマを動かす」ゲームです。これを踏まえた上でもう少しルールを記載すると

・青いオバケを4個取れば勝ち
・赤いオバケを4個取ったら負け
・(青いオバケを1個でも相手の敵の陣地の端まで移動させて逃せば勝ち)

こんな感じになります。このガイスターで一番大事な要素は オバケの背中に色が書かれているので (自分の視点から) 相手のオバケが青色なのか赤色なのか全く分からない という点にあります。そのため 相手の性格や表情、オバケの動かし方から色を予想する必要があり、心理戦が好きな人なら思わず何回でも遊びたくなる はずです。

2人で遊ぶゲームなので ボードゲームは気になるけど中々人を集められない みたいな人にもお勧めできます。友達や恋人、夫婦など身近な人とぜひ遊んで欲しい作品です。

3. 横暴編集長

個人的に大好きなゲームで、いつでもできるように鞄にこっそり忍ばせています。まずは、以下の画像をご覧ください。

「死に至るラリアット」
「ものすごくうるさくてアフリカゆき」

「たったひとつのお稲荷様。」
「犬神家のねこ」


...そう「横暴編集長」は 名作のタイトルを2つ組み合わせて、面白いタイトルを作って笑い合う ゲームです。5枚配られる手札と場に出ているカードを組み合わせてタイトルを作るのですが 大抵何を組み合わせても面白いから最高にズルい。大喜利/プレゼン系とも呼ばれるジャンルのゲームですが、出せば面白いので比較的ハードルが低めです。

もし「横暴編集長」が楽しいと思えるのであれば、プレゼン危機回避ゲームの キャットアンドチョコレートシリーズ や漢字を組み合わせて必殺技を作る 我流功夫極めロード も非常にお勧めできる作品です。誰か自分と一緒に厨二っぽい必殺技作りましょう。

自分が初心者にお勧めしたくなる条件

・ルールが複雑でなく、覚えることが少ない
・プレイ時間が短く、リピート性がある

どうしても ドミニオン 等のカード毎に効果が設定してあるゲームは覚える内容が多く、また効果を知っている人が勝ち筋を取りやすくなってしまいます。また、 カタン もプレイ時間に対して逆転性が少ないため、初心者がルールが分かってきた時には取り返しが付かないケースが多いです。初心者と遊ぶ際には インストが簡単 / 終わった後の「もう1回やりたい」が手軽に出来る という点に比重を置く傾向があります。 (ドミニオンもカタンもゲームが好きな人ならとても楽しめる作品です。自分も大好きなので誰か一緒に遊んでください!)

今回は上記に該当する3作品を紹介したつもりです。もし皆さんがこの記事を読んで「ボードゲームやってみようかな」「手にとってみようかな」という気持ちが芽生えたのであれば、これ以上嬉しいことはありません。

自分について

ここまで書きましたが、ゆるふわライトゲーマーです。所持ボードゲームはコチラ。普段は 子ども向けの知育アプリを開発する会社 でUnityエンジニアをやっています。個人ゲーム も作っています。Gotanda.unity を始めとした勉強会の主催もやっています。もしよかったら一緒にボードゲームを遊んでくださると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?