【基本情報】

三日月ロック その3
作詞：草野正宗　作曲：草野正宗　編曲：スピッツ＆亀田誠治
4分11秒

＜リリース日＞
2004年1月21日（28thシングル「スターゲイザー」カップリング）

＜収録アルバム＞
おるたな（2012年2月1日リリース　スペシャルアルバム）

＜備考＞
「三日月ロック」は2002年９月11日リリースのアルバムタイトルだが、曲目自体は存在しなかった。

【MUSIC VIDEO】

【歌詞】

【考察】

不細工な人生を踏みしめてる
ヒラメキで踊り狂うサルのレベル
なんて不細工な人生を歩んでいるのだろうと感じている。
気づいたらチンチンをいじっていて、サルと同レベルだ。

抜け出したい気持ちなら　桜が咲くたび現れる
こんな状況から抜け出したいと、春が訪れるたびに思う。

わかってくれるかな？　君なら
ここでは「“君”ならこの気持ちをわかってくれるかな？」というより、「“君”なら願いを叶えてくれるかな？」というニュアンスでしょう。
つまり「“君”と付き合いたいな」ということです。

わがままな魂は　よそ見ばかり
落ち着いて　嘘ついて　なぜかばれて
わがままな性格なので、目移りばかりする。
落ち着いて嘘をついても、なぜか心を読まれる。

色あせないドキドキは　形だけ変わっていくのだ
次いつ会えるかな
対象の相手は変わっても、ドキドキは変わらない。
次いつ会えるかな。

すぐに暖めて　冷やされて　三日月　夜は続く
「すぐに暖めて」は、自慰行為をしている様子です。
「冷やされて」は、自慰が終わったあとのことをさします。
「三日月」は、性欲そのものをあらわしており、「夜は続く」は、自慰行為だと手短に終わるので、時間が余って長い夜がまだまだ続くということと、人生の今の状況を「夜」にたとえて、早く抜け出したいと願う様子の２つの意味になっています。

泣き止んだ邪悪な心で　ただ君を想う
自慰が終わり、邪な気持ちでただ“君”のことを想う。

いいことも　やなことも　時が経てば
忘れると言いながらじっと手を見る
良いことも悪いことも時が経てば忘れると言いつつ、自慰をしていた手をじっと見つめて何か考えています。

何もない田舎道　人ごみの駅前広場
さびしく歩いてた
何もない田舎道を歩き、人ごみの中を駅前広場まで一人寂しく歩きながら何か考えています。

いつか跳ねたいな　二人して　三日月　夜は続く
待ちわびて　シュールな頭で　ただ君を想う
いつか二人でＨしたいなと、性欲まみれの夜が続く。
それはシュールなことだと頭ではわかっているけど、ただ“君”のことを想う。

色あせないドキドキは　形だけ変わっていくのだ
次いつ会えるかな
すぐに暖めて　冷やされて　三日月　夜は続く
泣き止んだ邪悪な心で　ただ君を想う
対象の相手は変わっても、ドキドキは変わらない。
次いつ会えるかな。
自慰をしてはすぐ冷める。
そんな夜が続く。
邪な気持ちでただ“君”のことを想う。

草野正宗氏の世界観では、カドがある物は「トゲトゲしい」＝「生命力」の象徴で、「性」をあらわすと言われています。
一方、まるい物は「死」をあらわすと言われています。
よく年を重ねるにつれて人は「まるくなる」と言われますが、それと同じイメージでしょう。

この曲は、まるい“満月”ではなく、尖った部分がある“三日月”なので、「性」をテーマにした曲であることがわかります。
「次いつ会えるかな」とあることから、想いを寄せる相手は実際に会うことができる人ではあるようです。
ただそれは、現実的には到底叶わないと頭ではわかっていて、自慰行為をするしかない、といった感じです。

また、主人公が想いを寄せる人物は、「よそ見ばかり」や「ドキドキは形だけ変わっていく」と言っている点から、芸能人（女優、アイドル、グラビア、AV女優など）である可能性も考えられます。
雑誌や画面越しにその姿を見ては、自慰行為を繰り返す。
となると、「次いつ会えるかな」は、誌面上や画面上で次はいつ拝見できるかな、という意味になってきますね。

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