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大きな土嚢(どのう)が流される?

2、3年前のことなのですが、車で走行中、私が助手席に座っていたら、運転していた同僚が、「あれぇ、何々?」と言った途端に車を左に寄せて、「ちょっと、一緒に見てもらっていい?」と、今、通り過ぎた橋の方に向かったので、「えっ、何々?」と後を追ったら。

1平方メートルくらいの大きな土嚢が1つ、河川の氾濫で、流されて川の中にありました。

「この土嚢のこと? よく見えたじゃない。」

「違う違う!左の方の護岸の先の土のところを見てよ。岸に川の水が、流れていっているように見えたから。」

「あっ!もう少しで、超えちゃいそうじゃない。」

それから、2人でスマホを検索しまくって、近くの公共施設に電話したら、直接担当課に状況を伝えていただけると助かると言われ、その担当課に連絡して、場所はと言われ、地図アプリを検索して目印になる建物と橋の名前を伝え、こんな状況みたいな話をし、後は、担当課の方と、土木事務所の方が対応するということになりました。

そこで、やっと2人は我に返り、「マズイ、〇〇さん達を迎えに行かないと。」と、日常業務に戻ったのでした。

その車中、「よく見つけたじゃない。」と私、同僚いわく「たまたま目に入ってきたから、ニュースを見て堤防決壊すると大変だと思っていたから。」と。

人って、気にする範囲が広がると自然と情報がアンテナに引っかかるのかなと、思ったお話しです。

後日談で、その現場は直ぐに対応していただいたそうで、大事には至らなかったとのことで、電話をいただきました。

もちろん、お迎えも大丈夫でした。少し早めに出掛けたのと、お迎えの相手が台風の影響で遅れて到着したので。

めでたしめでたし。


#写真 #エッセイ #災害