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バラ科のひとりごと *桜*

街中を包んだ砂糖菓子のように甘やかなさくら色を吹き流す風は、ある日ある時、必ず吹いてしまう。
さくら色の花吹雪に取り囲まれた時に受けた少し魔法めいた感じを心にそっと持って、次の季節へ私も移る。

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